凍った涙
私はスタッフとして
横浜心理ケアセンターで働いている中で、
受付やお会計などで
クライアントさんたちと少しだけ
関わらせていただいていますが、
実は、椎名先生のカウンセリングを
実際に見たり聞いたりしたことはありません。
ですが、
クライアントさんたちが
硬く暗い表情でいらっしゃったのに、
涙を流されて帰っていかれたり、
笑顔で「ありがとうございます」とおっしゃったり、
カウンセリングルームから笑い声が聞こえたり、
椎名先生のカウンセリングを受けて
クライアントさんの様子が変わって
帰っていかれる姿を見ていると
椎名先生のカウンセリングが
クライアントさんたちにとって
どのようなものなのか
少しイメージできます。
先日、緊張されて硬く何かを我慢されているような
クライアントさんが
涙を流されて帰っていかれたとき、
私はあたたかさを感じました。
クライアントさんたちは
つらく悲しいことがあって、
それでもなぜだか泣くことができなくて
我慢して頑張って頑張って
そのうちに涙が心の中に
少しずつ溜まっていって
それが冷たくなって凍ってしまって、
けれど
椎名先生の暖かさで
凍っていた涙が溶けて
やっと泣けた、
そんな感じがしました。
その涙は、
冷たいものではなくて、
あたたかい涙なのだろうなと
思いました。
どうか、一人でも多くの方の
凍った涙が溶けますように。
文：スタッフsachi
代表：椎名 あつ子
2016.10.04