2006年12月25日

クリスマス

昨日のイブは、
ほんの少し切ない日だった。

前の日の夜、母から久しぶりに
メールがきていた。
母は、生まれて1週間で亡くした
私の弟のお墓参りに行った報告と、
弟が私のことを天国から
心配している夢をみたことを伝えてきた。
そして、
 みんなに支えられて生きていることを
 忘れないでね
という言葉が最後に付け加えられていた。

弟の命日は、23日だった。
長い間、あまり、
会話の中に出てこなかったし、
私もこのことについては、
あまり触れないで生きてきた。

そんなメールを見て、
何故か涙が止まらなくなり。
静かに嗚咽した。

母の深い私への想いを感じたことと、
ためてきたあらゆるすべての感情が、
一気にあふれ出してしまった。

イブの朝は、力が抜けてしまい、
三浦の家のリビングのブランコに
揺られていた。
クリスマスソングが、ラジオから、
飽きるほど流れていた。

1週間しか生きられてなかった私の弟と、
その後の母の人生とを思うとき、
今年のクリスマスイブは静かな1日となった。

でも今日は、本当のクリスマス。
私は夜、ローストチキンを
作ろうと思っている。

私の弟と母のことを想って

投稿者 椎名 あつ子 : 15:59

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横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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