マイウェイ 女性カウンセラーのプチ・エッセイ

久しぶりに再会しあった
私の愛犬ベティと、
知人の愛猫マリーとジージ。

ベティーはしっぽを振りながらも、
「ここは私の家だからね」
と強がってみせる。
メスネコのマリーは、
シューっと敵意むき出しで、
攻撃態勢。
のんびり屋のオスネコは、
そんな女同士の闘いの中、
少し落ち着かない様子で
行ったり来たりしている。

私はワインを飲みながら、
誰の味方もしないと心に決め、
３人の人間模様のような状態を
観察している。

人間社会でさえも、
女２人、男１人は、
同じ屋根の下、住めっこないよね。
と、考えさせられる瞬間。
男２人、女１人も、
また問題だ。
女がよほどバカか利口か、
男がよほど女っぽいか、器が広いか、だ。

猫と犬を見ながら、
さて私自身のことを考えてみた。

どうも、私は女に優しく、
男には厳しいように感じる。
男の人が、いろんな意味で、
そう、たくさんの意味で
男らしくないと感じると、
（これは私の感覚の中で）
悲しくなる反面、
あきれて、厳しくなる。

私はやはり、ジージのような男性が、
一番合うのかな？と
また考える。

私はきっと、男性に対して、
果てしない期待と、
希望と夢とを持ちすぎているみたい。
でも、すぐには変えられないし。

ジージ、今日はふたりで一緒に寝ようね。
明日は、シャワーで洗ってあげる。
２匹のメスは、放っておいて。

私もメスだけど、
女は本当、面倒くさい生き物だなと、
少しうんざりした時間。