2008年08月22日

働く女性について

働く女性の社会での位置について
考えさせられることがあった。

20代後半から30代の女性で、
専門職で仕事を継続していく
人生を選んでがんばっている人たちも、
カウンセリングを受けにくることが
最近多い。

彼女たちは、自分の足できちんと立って、
生活の基盤を作りつつある。
しかし、仕事場では、
仕事以外に、彼女たちに
女性としてのあり方を求め、
イライラしたり、
ちょっと強い意見を主張したりすると、

「結婚もしないで働いているから、
余裕がない」

「子どもがいないから…」

などといった偏見で見られ始め、
プライベートな状態まで
詮索され始めているケースが多い。

男女平等といわれても、
女性が働くことがめずらしくない社会が
できあがっていても、
社会全体の働く女性への厳しい目は、
ますます強くなっている気がする。
それは、同性の女性からも、
そういった女性は敵視されていたりもする。

彼女たちの、持って行き場のない
不本意な状況に対する怒りは、
時に、あきらめや絶望へと変化し、
不安定な状態へと
心が壊れ始めてしまう。

女性が女性らしくあるという意味は、
本来、どういうことなのか。

私自身、働く女性のひとりとして
見つめなおし、
これからの自分のあり方を、
もう一度考えてみたいと思う。

男性から見た働く女性、そして、
女性から見た働く女性について、
私たち働く女性は、
その現実を謙虚に受け止めつつ、
人の意見に惑わされてない信念を
持ち続けたいと思う。

投稿者 椎名 あつ子 : 18:41

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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