2010年04月14日

ありのまま

彼女は、どうしているのかなと思う。

4年前の出来事を想い出させるのも、
やはりまた、坂本龍一の曲で、
彼は、私にとって、
女泣かせの、
ずるい、
最高にいい男。

4年前、あの時、
彼の曲、「Sweet Revenge」を聞いて、
果てしなく号泣した。
4年経っても、この曲は、
私の心を揺さぶる作品でもある。

4年前、私は、
大人になってからはじめて、
絶望と裏切りを感じた。
そんな出来事だった。

今は、この曲を聞きながら想う。
彼女は、私に、
恐怖と悲しみを教えてくれた人だったと。
だけどまだ、彼女と会えない、自分がいる。
素直になれない、自分がいる。
あの時を流せない、自分がいる。

私は、あの頃を、
懐かしいと思えるまでの大人に
なれてはいない。
引きずる感情が、
どこかにまだ、確かにある。

それは、彼女の問題ではなく、
自分の心の切り替え方の問題であると、
十分に分かっているし、
だから、それができない自分を
情けなく思い、
時に、嫌いになる。

だけど私は、それでも、
私を自分で理解して、
私に同情し、
共感し、
受け入れ、
認め、
許し、
そしてあきらめ、
最後に私は、
私を愛してあげていく作業をしていく。

私が私を受け入れなければ、
私は、どこにも行けない。
私は私で、
それ以外にはなれない。
ありのままに生きるとは、
こんなにも自由で、
こんなにも孤独なのかと、
考えさせられる。

そんな中、

「今年の桜は、決して華やかでなく、
淋しい色で、冷たさを感じてしまった。」

と、ありのままの自分で、
ある人に話した。
それに対して、

「私も、そう思った。」

と、答えてくれたある人に、
ホッとした。
ありのままに伝えて良かったと
感じた瞬間だった。

だけど、ありのままとは、
やはり、恐怖をともなう。
それでも今日は、少し安心した。
同じ感覚の人がいてくれたから。

私は、4年前のことを、
懐かしいことと、
ありのままに思える日がくるような
希望が持てた。

人生って、こういう瞬間の
積み重ねなのかなと感じた。

今日、夜に見た桜も、
やはりありのままに答えると、
淋し気だった。
そして、それで良いのだと思えた。

投稿者 椎名 あつ子 : 17:44

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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