2010年09月アーカイブ

2010年09月22日

アクシデント

友人が病院に行くので、
車で送った帰り、
車の鍵をつけたまま、
トランクの荷物を出していたら、
風でドアが閉まってしまった。
車のドアが開かない。
もちろん、エンジンがかかったまんまだ。

こういうことを英語で、

I locked myself out.

ということを、思い出した。

「私は、私を外に出し、鍵をかけました」

何て、英語は、
言い訳のしようがないほど、
はっきりしているんだろう。

確かに私は、自ら私を閉め出した。

こういうとき、自分の愚かさが
イヤになりつつも、
何故、今日に限って風が吹いたのか、
いつもなら、こんなことないのに、と思った。

だけど、自分の心にロックすることは、
人は誰でもある。
自分の本当の感情をロックする。

これは、よくあるけれど、
その愚かさには気付かないで、
溜め込むことが多いな…
などと、ふと考えたりした。

その日、マンションの管理人にあやまり、
急いで合鍵を取りに行きながら、
もう、自分で自分を外に閉め出すことはやめようと、
心に誓った。

そんな、ためになる
アクシデントの日だった。

投稿者 椎名 あつ子 : 15:08 

2010年09月15日

夢の出口

男と女が生きていくこと。

そこには、
果てしない夢があり、
希望がある。

なのに、現実がある。

夢の入り口から、風が吹き、
風は空へと舞い、
花の香りまでも運ぶ。

そしていつの日か、
夢の出口を抜けると、
そこには、何もない草原のような、
ただひたすら広い世界があり、
どこへ向かえばいいのか、
誰も教えてくれない世界がある。

これが、現実という世界。

この広い世界で生きるために、
私たちは、何かを探し始める。

夢と理想。
夢と現実。

そんな2つの言葉が、
頭の中を交差する。

今日のライブの彼らの音楽から
離れて帰るとき、
私は、夢の出口から、
何もない草原に放り出された気分だった。

それは孤独。
そして、解放。

解放されるためには、
いつも孤独がつきまとう。

これが現実。

それにしても、
心に響くライブだった。

投稿者 椎名 あつ子 : 13:16 

2010年09月09日

シーソー

論理的で合理的な人も疲れる。
といって、
感覚だけで生きている人も疲れる。
私は、もっとバランスの取れた人になりたいし、
そういった人に出会いたい。
だけど、そこがむずかしく、
自分の本来の進みたい方向が
分からなくなる。

だからなのか、パリが好きだ。
合理的でもあり、
感覚的でもあると思える。

カフェでひとりでお茶を飲んでいても、
フランス人は、
イタリア人やアメリカ人のように、
声はかけてこない。
何時間も勝手にさせてくれる。

だけど、お金を払って立ち去るとき、
フランス語が分からない私に、
たどたどしい英語で、
「今は、花が美しい時間だね」
と、笑顔で言う。
美しい挨拶だと思う。
みんなに言っている言葉かもしれないけれど、
外国人の私もいやされる。
ここに来て良かったと思う。

でも、日本人に生まれ、
日本に生きている私は、
フランスを賛美しても始まらなくて、
日本で生きる術を学ばなくてはいけない。

私は、資本主義社会の部分の多い日本と、
その反面、
あいまいな甘えの構造のある日本社会の中で、
人の目を気にして生きなくてはならない、
この民族。

YESもNOも言えず、
しかもはっきりと言うことは美徳とされず、
謙虚という、日本らしい言葉を守っている
私たちの世界の中で、
私は、時々疲れるし、
疲れているクライアントをみると、
この国の在り方の問題なのではないかと、
縛られ、管理された軍国主義の名残のような
教育の影響なのではないかと思うときがよくある。
それを、親が子に与え、
子が、また子に与える。

間違ったとされている昔の日本の教育は、
未だなお残り続けている気がする。

バランス。

もっと、バランス感覚を持ちたい。

今、私は、シーソーで、
どちらに傾いているのか、
誰かに教えてほしい。
私は、自分の感覚を、平行に保っていたい。
その人物に、心から出会いたい。

そう、心から思った日。

投稿者 椎名 あつ子 : 16:14 

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

横浜市中区に開設している女性のための心のカウンセリングルームです。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

月別アーカイブ

カレンダー

2010年9月
« 8月   10月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

オススメ