2015年03月05日

捨てるということ

バッサリと髪の毛を切った。
ここ数週間、とにかく朝起きて気分が悪いのは、
髪の毛がまとまらないことだった。

ホットカーラーで巻いても、ムースをつけても、
何をしてもまとまらず、最悪の気分になる。
一日の始まりが何となくスッキリしないと
大げさだけど、すべてがイヤになる。

つまり、冬の空気の乾燥や、カラーリングや、
ストレスや、いろんな事で髪が傷んでいるということ。
何をしても、全く何もはじまらない。
髪は何も受け付けない。

少し高いシャンプーを買っても、
トリートメントをつけても、
今流行のオイルをつけても、
元の髪にはもどらない。
だから勇気を持って切ることにした。

切ったあとの床に落ちている髪の毛は、
思った以上に多く、
思った以上にショックを受けたけれど、
髪の質が生き返って
サラサラと指の通りがよくなった。

実は今、私はこのブログに髪の毛を切ったことを
言いたいわけではない。
たとえば、心が傷ついた時は、
どうにも憂鬱になって元の状態に戻れないときは
何かを捨てることが必要なのかなと
思ったという事。

切り捨てることで、傷ついた部分はなくなる。
例えば、その人との関係を捨てるとか、
今の環境を捨てるとか。
過去を捨てるとか。
悲しみを捨てるとか……。
捨てることは新しい事が生まれることなのだと思う。

私の髪の毛は、どこかにいってしまうけれど
又、新しい髪の毛が生まれる。
その繰り返し。

いつまでも傷ついた髪の毛を守ったりせず
バッサリ切ってしまってよかったと今日は思う。

普通の生活をしていると
自分のいつものスタイルや生き方に慣れていて
なかなか新しいスタイルを受け入れられないけど
勇気を持ってやってしまうと意外とまあいいかと
思えるものなのだと思う。

すぐにはいいと思えないし、後悔もしたりするけれど
時は動いているからね。
又、新しい発見に出会えるのだと思う。
ショートヘアーの私は大きなピアスが似合うかもしれない。
これがチャレンジ。

明日の朝は、サラサラした髪の毛の質に喜べそうで
何となく楽しみにしている。
これでいいんだと思えることが何よりも大切なこと。
そんなことを鏡にうつった違った私を見て考えたこと。
これは、本当。

だから、捨てることを怖がらないでやってみて。
意外とスッキリするかも。
そう思いませんか。

投稿者 椎名 あつ子 : 11:58

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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