雨の日の思い出
7月になってやっと梅雨らしいお天気になりましたね。
私は、南国の宮崎で生まれ育ちました。
南九州は、台風の通り道なのでよく大雨が降っていました。
子供の頃、実は大雨が好きだったんです。台風が来る‼︎ となると、祖父と両親が雨ガッパを着て、雨戸に板っきれを釘で打ち付け、雨どいの点検をしたり植木を室内に入れたりと右往左往していました。でも、台風を怖いとは思わなかったですね。私は兄とテレビで台風情報を見ていました。「お家は、大丈夫。じいちゃんとお父さんお母さんが家を大丈夫にしてくれてるから」みたいに思ってましたから。祖父、両親は大変な思いをしていたのでしょうけれど…。
大人になった今はジメジメした雨が大嫌いです。湿度で髪の毛がチリチリになり、ちょっとでも湿度が高いと汗がダラダラ。
そんな私ですが、雨の音、土のにおい…は不思議と好きなんです
。
幼い頃、雨の日は、長ぐつをはく、のがとても好きでした。
水たまりに思いっきりジャンプしてブラウス、スカート、長ぐつの中まで濡れてしまって
、時には泥水でもやりました。
雨に濡れることに抵抗がなかったんでしょう。
よく傘もささずに濡れて帰って、母にしかられた事を覚えてます。
空もよ〜く見上げていました。
雨粒をたべるよ!なんて言って口を大きく開けてパクリと雨粒を食べてみたりもしていました。
今、思うとかなりの野生児でしたね。
長ぐつ、って何か特別な者のような気がしていました。
大人になって、あまり履かなくなりましたが
…。
近々、素敵な長ぐつを
買いに行こう と思います。傘をさして、長ぐつをはいて、また空を眺めたいんです。
文:スタッフ sanae
代表:椎名 あつ子
2015.07.14