自信
先日、椎名先生とお話ししているときに、
心に留まったことがあったので、
書きたいと思います。
みなさんは、自分に自信を持っていますか?
自信というのは、とても難しいもので、
持ちすぎていても困りますし、あまりになくても困ります。
自信を持っていますか?と聞かれて、
持っていますと即答できる人もなかなかいないと思います。
私自身も、もちろん何も言えない・・・です。
心理士をやっていると、
出会う人のほとんどが自分に自信がない人たちです。
自信ってどうやって身に着けていくのだろうか、ということは
カウンセリングの一つのテーマかもしれません。
友人など身近な人たちの中にも、
自信のない人はたくさんいます。
誰にだって得意なことがあれば不得意なことがあって、
それぞれがフォローし合って
世の中というものが成り立っているのだと
私は思っていますが、
中には、自分は不得意なことばかりだと思ってしまう人もいます。
そういう人は、自信が持てないようです。
いえ、自信がないから、不得意なことばかりだと思ってしまうのかも。
本当は、とっても魅力的で素敵な人なのに。
他の人が不得意なことを、得意としていたりするのに。
自信のない人は、ついついへりくだってしまいます。
先日、椎名先生とお話ししていたときに、
褒められたときに「そんなことない」と言って受け止めない行為は、
褒めた人に対して失礼な行為なのだ、というお話しがあって、
はっとしました。
日本の文化では、謙遜することが美徳とされていて、
褒められても謙遜することが常識のようになっています。
けれど、椎名先生のおっしゃるように、
褒めた人からしてみれば、心からそう思って褒めているのに、
受け止めてもらえないというのは
信じてもらえていないということにもなり、
傷つくことなのですね。
自信のない人は、知らず知らずのうちに、自分のことを信じてくれている人を
傷つけているのかもしれません。
先生のお話しを聞いて、
自信を持つということと、人を信じるということは
つながっているのだと思いました。
自信がないということは、人を信じていないということにも
なりますね。
自分を愛するということと、人を愛するということも、
つながっていると思います。
どうか、自分を愛し、自分を信じ、人を愛せる、人を信じられる、
そんな人になれますように。
褒められた時には、
「ありがとうございます。嬉しいです。」と言えるようになれますように。
文:スタッフ sachi
代表:椎名 あつ子
2016.02.23