自分の人生の選択
先日、女優の山口智子さんが雑誌のインタビューに答えたお話しが
反響を呼んでいるようです。
山口智子さんと唐沢寿明さんご夫婦は、お子さんがいません。
今回、山口さんは、はっきりと、
「親になりたくないと思って育った」
「子どもがいる人生とは違う人生を歩みたい」
と話したそうです。
その背景には、山口さんご自身が複雑な家庭環境で育ったことがあるようです。
それはきっと、山口さんにとって、
複雑な想いをたくさん経験されて育ったということだと思います。
まだまだ世間には、
女性は結婚をして子どもを産み育てるもの、といった価値観が
根強くあります。
確かに、それも一つの大事な価値観だと思います。
けれど、それ以外の価値観を持つ人も多くいるのです。
あるいは、結婚をしたくても、子どもを持ちたくても、
そうできない人も多くいます。
結婚や子どもを持つことが当たり前だと思っている方にとっては、
当たり前で、なんてことのない言葉が、
実は相手を傷つけているかもしれません。
「結婚はまだ？」「早くしないと子どもが産めなくなるよ」
「子どもはまだ？」「早く産まないと、成人する頃にはおばあちゃんになっちゃうよ」
「仕事がしたいだなんてわがまま」
今は、価値観が多様化しています。
愛する人の性別も自由ですし、結婚をする・しないの選択、
子どもを持つ・持たないの選択、離婚を選択すること、
別居をすること、共働き、主夫、などなど。
どんどん多様化していく一方で、
昔ながらの「家庭」「夫婦」のイメージを求める人も
多くいます。
どんな価値観や選択が正しいのか、という答えはなく、
立場の数だけ、正しい選択があるのだと思います。
大切なのは、自分がどのように生きたいのか、
しっかりと考えて出した選択には自信を持つことではないでしょうか。
そして、自分の歩く道に自信を持ちながらも、頑なにならずに、
多くのアドバイスにも耳を傾け、
その都度自分にとってどうしていくのが良いのかを検討していくことも
必要なことなのだと思います。
ここ横浜心理ケアセンターには、
様々な悩みをお持ちの女性が数多く
ご相談にいらっしゃっています。
代表カウンセラーの椎名先生は、
これまでに16年もの間、
多くの方の悩みや苦しみや傷つきに耳を傾け、
こじれた糸を解きほぐし、
より良い道を模索し続けてきています。
たくさんのクライアントさんのお話しを伺っているからこそ、
見えるものもたくさんあるのだと思います。
今、人生の選択に迷っている方、
自分の選択に不安があったり、
周囲からのプレッシャーに負けてしまいそうな方、
一人で戦う以外にも、カウンセラーという味方もいます。
どうぞ、倒れてしまう前にいらしてください。
もちろん、男性も大歓迎です。
文：スタッフ sachi
代表：椎名 あつ子
2016.03.15