最近、
「電話で話を聴いてもらうことはできますか。」
というお問い合わせを多く受けます。
横浜心理ケアセンターは、
お電話でのカウンセリングを行っていないため、
直接お越し頂くようご案内していますが、
中には遠方にお住まいの方もいらっしゃいます。
そのような場合には、せっかくのご連絡ですが、
お力になれないことをお詫びしています。
　
お電話やメールでのご相談をお受けしていない理由は、
どちらも「顔」が見えないからです。
経験がある方もいらっしゃるかと思いますが、
相手の表情が見えない中でやりとりをすると、
誤解が生じやすくなります。
冗談のつもりで言ったのに、
相手には本気だと取られてしまった。
わざと反対のことを言って察してもらおうとしたのに、
全然気づいてもらえなかった。
対面で話していれば、表情や態度からわかることも、
機械を通した声の調子や文字の並びだけになると、
けっこう伝わらなくなってしまうのです。
　
また、特にカウンセリングでは、
お話に複雑な感情が絡んできます。
そうすると、
言っていることと、思っていることが矛盾していることに、
お話しされているご本人も気づけないかもしれません。
感情を整理するべきカウンセラーも、
一緒になって、感情を見失うことになりかねないのです。
　
カウンセリングをご検討されている方で、
遠方にお住まいの方。
横浜心理ケアセンターにいらっしゃることが難しくても、
カウンセリング自体をあきらめず、
ぜひ、お近くのカウンセリング・ルームを探してみてください。
カウンセリングをご検討されている方で、
横浜心理ケアセンターに、お越し頂くことができる方。
対面で話すことに気後れされるかもしれませんが、
少し勇気を出して、いらしてみてください。
お顔を拝見できることを、心よりお待ち申し上げております。
　
　
文：スタッフ　T.S.
代表：椎名あつ子

2016.03.22

ブログトップに戻る