心遣い
先日、ケアセンターの忘年会をやりました。
おいしいお酒とおいしい食事、
いろいろなお話しをして、
おなかも胸も頭もいっぱい、
テーブルの上も食べ終えたお皿グラスやお箸で
いっぱいでした。
そろそろデザートというところで、
店員さんがテーブルの上を丁寧に
きれいに片づけてくださいました。
使い終えた物を下げ、テーブルをキレイに拭き、
新しいおしぼりとお茶を持ってきてくださり、
デザートを運んで来てくださいました。
私はそのテキパキとした無駄のない
けれど細やかに丁寧であたたかみのある作業を
なんとなく見ていたのですが、
デザートをテーブルに置いたあと、
店員さんがニコっと微笑み、
「年末でお忙しいと思いますが、
どうぞご自愛ください」と一言おっしゃってから
去って行かれました。
思ってもみなかったタイミングで
あたたかい言葉に少しびっくりしました。
お店のマニュアルなのか、
その方の心遣いなのかはわかりませんが、
どちらであっても、
確かにじんわりと心温まる言葉でした。
飲食店の店員と
カウンセリングルームの受付では
仕事は違いますが、
人と接するところや気遣うところは
同じです。
店員さんの所作や気持ちや言葉に触れて、
私もそういう心遣いができる人になりたいと思いました。
文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子
2016.12.20