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カウンセリングってどんなもの?

みなさんは、
カウンセリングにどのようなイメージを持っているでしょうか。

よく言われるのは
「何を考えてるか見透かされそう」
「なんでもわかっちゃうんでしょう?」
「すぐに治してください」
「何回通えばよくなりますか」
「助けてください」
「話をするだけで治るの?」
「ただ話を聞いてるだけでしょう?」
などです。

どれも、そんなことはありません。
カウンセラーは超能力者ではありませんし、
魔法が使えるわけでもありません。
けれど、ただ話を聞いているだけ、
でもないのです。

ちょっとイメージしてみてください。
道を歩いていたら転んでしまって
自分の力では立ち上がれなくなった人がいます。
クライアントさんです。
カウンセラーは、どうするでしょう。
手を貸すだけで立ち上がれそうな時は
ちょっと手を差し出します。
どうやらそれだけでは立ち上がれないときもあります。
そもそも立ち上がる気がない人を
立ち上がらせることはできません。
そういった時は
立ち上がる気が出てくるまで待ったり
立ち上がろうと思うように声をかけたりします。
立ち上がったもののすぐにまた転んでしまうときもあります。
はて、なぜこんなにすぐ転んでしまうのかな?と
一緒に考えます。
どうしたら転ばなくなるだろうか。
転んでも立ち上がれるようになるだろうか。
歩き方はどうだろう。
急ぎすぎてつまづいていないだろうか。
歩きにくい道を歩いていないだろうか。
くつが足にあっていない?
もしかして壊れていないだろうか。
トレーニングをしたらできるかもしれない。
今はちょっと立ち上がれないけれど
少し時間をかけたら大丈夫かもしれない。
転んだ時はどうしよう?
助けを呼ぶ?
立ち上がるコツを学ぶ?

最後は、クライアントさんが
自分の足で、自分の力で、
立ち上がって、歩いていくのです。
そしてまた転んだら
カウンセリングに来たりもします。
そして、だんだん、
転んでも立ち上がれるようになって
カウンセリングが必要ではなくなります。

イメージとしては、
こんな感じです。
カウンセラーはそこで
無理やり立たせるわけではないですし、
立てるように魔法のように何かを変えるわけでは
ありません。
クライアントさんの足代わりになることもできません。
車に乗せるわけでもありません。

ただ話を聞いているわけではなくて、
クライアントさんの考えていることや気持ちを
理解するためには、
いろいろなことを質問したりもします。
同じことがあっても、
誰もが同じように感じるわけではないので、
出来る限りずれが小さくなるように理解するためには、
何度も会って話す必要があり、
時間がかかります。
カウンセラーには超能力はないので、
丁寧に丁寧に話を聞いていきます。

とくに椎名先生は、
話を聞いて、どんな気持ちでどんな風に考えていて、
どんな人なのかを理解するだけではなくて、
どうしたら良いのかを一緒に探って考えて提案して
時には法律や医療の力を借りたりもしながら
クライアントさんが自分の力で歩いていけるようになって
卒業していくために力の限り向かい合ってくださる
カウンセラーです。

転んで立ち上がるのに力を借りたい方、
なんでだかよく転んでしまうなぁという方、
椎名先生と一緒に考えてみませんか?

文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子

2017.02.21

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