一番嬉しかった言葉
先日、友人と
「今までに言われて一番嬉しかった言葉」
について話をしました。
今日はその話についてご紹介したいと思います。
思い返してみると、
私にとって一番嬉しかった言葉は、
以前一緒に働いていた人から言われた
「あなたは、足るを知っているんだね
(たるをしっている)」
という言葉です。
「足るを知る者は富む」という老子の言葉があり、
人間の欲は底なしにあるけれど
欲深くならずに分相応のところで
満足することができる人は
心が富んでいて豊かだ、
という意味だそうです。
本当に私がそうであるかと言えば、
もちろん欲深いところもありますし、
そんな出来た人間だとは
ちっとも思っていませんが、
「足るを知っているんだね」と
言われた時にとても嬉しく思い、
「あ、まさに私は
そういう人間になりたかったんだな」と
気づいたのです。
大げさかもしれませんが、
ぼんやりとしていた人生の指針が
はっきりと見えたように思えました。
だから、“その人から見て”であっても
とても嬉しい言葉でしたし、
これからも
そういう人間を目指していきたいと
改めて思いました。
この「一番嬉しかった言葉」というのは
ただ単に“嬉しい”だけではなく、
なんとなく、はっ!とさせられたり、
何かに気づかされたりもする、
魔法の言葉のように思います。
みなさんは、
これまでに言われて嬉しかった言葉、
何か思い浮かびますか?
文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子
2017.05.23