流れを読む
時々、日本という国は
息苦しいなぁと感じることがあります。
みんな同じことが求められ
他の人と違ったことを
したり言ったりすると
批判を受けたりします。
学校がそれを象徴しているように思います。
同じ制服で、同じ様な髪形で、
先生や大人が望む答えを求められ
輪を乱す行動は注意されます。
ただ、その背景には、
この小さな小さな島国に
多くの人々がぎゅっと固まって
生活しているので、
他の人との摩擦を減らす工夫などが
あるのかもしれません。
これは、現代を生きる私たちにも
少しでも生きやすくする
ヒントになると思います。
例えば、
首都圏などでは
駅や歩道でたくさんの人が
歩いているときに“流れ”がありますが、
この流れとは違う歩き方をすると
途端に嫌な顔をされたり、
迷惑がられたり、ぶつかったり、
自分自身も歩きにくいと思います。
そういう時は流れに沿って歩き、
どうしても流れと違う方向に
歩きたい時には
流れの途切れ目を待ったりしますよね。
けれど、人がまばらな時や
広いスペースで余裕がある時には
自分の歩きたいペースで
歩きたい方向に歩くことが
簡単かと思います。
社会の中でも、
自分らしさを出して良い場面と
出さない方が良い場面があります。
いつもいつも
自分らしさを出さないようにしていると
息苦しくなりますし、
反対にいつも自分らしさを押し通そうとすると
周囲との摩擦が強くなり
生きづらくなったりします。
普段は、
人ごみの中を歩く時のように
流れを読んで合わせ、
自分らしさを出して良い場面かどうかを
よく見て判断して
出して良い場面で出す、
という方法が、
摩擦が少なく自分にも無理が少なく
生きやすいのかなと思います。
もちろん、その「流れを読む」
ということは
とても難しいことです。
それが苦手だなぁという方は、
ぜひカウンセリングの中で相談してみてください。
流れを一緒に読んだり、自分らしさを出す加減を
客観的にアドバイスさせていただいたりと
お手伝いできることがあります。
ぜひ一緒に一度考えてみませんか。
文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子
2020.02.04