映画という旅
最近、家で映画をよく見ています。
便利な世の中になり、
昔よりも簡単に映画が見やすくなって
嬉しいかぎりです。
先日、時間があったので、
一日に2本の映画を観ました。
一本めは「日日是好日」と言う映画で、
お茶を習う中で主人公が
様々なことを学んでいく姿を
描いた映画でした。
光や音や自然や
人の表情や所作が
丁寧に映されていて
なんとなく背筋がピンと伸びるような
心が洗われるような映画でした。
もう一本は「こんな夜更けにバナナかよ」という、
障がいを持ちながら一人暮らしをしている男性と
その生活を支えるヘルパーさんたちの姿を
描いた映画でした。
考えさせられることが多く、
自分の生き方を
改めて問われているような気持ちになりました。
一日に2本も観たので、
なんだかとても胸と頭がいっぱいになりました。
映画を見ていると
主人公の人生の一部を疑似体験しているような
そんな感覚になるので、
全く違う人生を二つ疑似体験した感覚です。
今はなかなか旅行に行ったり
外で様々な体験ができず、
新たな刺激が少ない日々を過ごしていたのですが、
こうして映画を観て
旅行に行くよりも大きな体験をしたように思います。
映画や小説やドラマやマンガ、
絵や詩や音楽などもそうですね、
その世界に没頭していくと、
その世界に旅をしているような感覚になります。
ふと我に返って
「あれ?今ここはどこだっけ?」と
不思議な感覚になることもあります。
小さな家の小さな部屋の
小さな私ですが、
無限にどこまでもどんな世界にも
行けるような気がして、
映画っていいなと
改めて思いました。
みなさんは
最近何か映画を観ましたか?
文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子
2020.08.25