失敗することを大事にする
私は普段、ケアセンターに勤務する以外に
子どもと接する仕事をしているのですが、
その際には「失敗すること」を大事にしています。
どういうことかと思いますよね。
私が関わる子どもたちは繊細な子どもが多く、
過剰に失敗を恐れて
いろいろなことにチャレンジできなかったり
みんなが当たり前のようにやっていることを
避けていたりします。
本当はやってみたい・・・でも失敗が怖い・・・
そんな子どもたちです。
そんな中、関わる大人まで
「失敗してはいけない」とピリピリしていると
子どもたちは余計に失敗を恐れます。
なので、私は失敗したことを子どもたちに
笑い話として話しますし、
大人が失敗してもみんなでフォローすればいいと
いつも話しています。
同僚ともお互いに、
人間は失敗するものだから助け合えばいい
というスタンスで、
私が失敗したらフォローしてもらい
同僚が失敗したら私がフォローしています。
人は誰でも、失敗するものです。
だからこそ、大事なのは、
失敗しないことではなく、
失敗を失敗で終わらせず
次に同じ失敗をしないように工夫を考えたり
いろいろな人に解決法を聞いたり
お互いにフォローしたり
フォローしあえることに感謝したりすること
ではないかと思っています。
とくに子どものうちに
小さな失敗をたくさんと
そこそこ大きな失敗をいくつか
経験しておくと
その後の人生が生きやすくなるように思います。
大人になってから、初めて失敗を経験すると
その心のダメージはとてつもなく大きなものに
なってしまいそうです。
けれど、本当に致命的な失敗
（危ないことや取り返しのつかないことなど）
もありますから、
致命的な失敗をしないために、
小さな失敗をたくさんして
失敗を防ぐ方法や解決方法や
先を見通す力を
身につけておきたいとも思います。
みなさんはどうでしょうか？
失敗を恐れすぎて
自分のやりたいことができなくなっていませんか？
思い当たる方は、
失敗を恐れる気持ちについて
考えてみることも
大事かもしれません。
文：スタッフsachi
代表：椎名 あつ子
2020.10.13