価値観の多様化による自由と不自由
以前に比べて、少しずつではありますが
様々な価値観が多様化しつつあるように思います。
例えば、
昔は、女性は結婚をして子どもを産むのが当たり前、
という価値観が非常に強かったように思いますが、
現在は、結婚をするもしないも自由、
子どもを産むも産まないも自由、
どんな職業につくかも自由、
どのような人生を選択するかは
昔よりも本人の意思が尊重されるように
なってきたように思います。
以前から続く価値観を持ち続けている人も
もちろんいますが、
昔よりはずっと
自由度が増したように感じます。
人生の先輩方が新しい道を切り開いてくださったり
時代が変化したことで、
こうして価値観が多様化し
自分らしく生きられるようになった方も
多くいらっしゃることと思います。
けれど、多様化したことで
何を選べばいいのかわからなくなって
悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
選択肢が多ければ多いほど自由なように見えますが、
実は、多すぎる選択肢はかえって
不自由に感じる人もいます。
みなさんはこんな人がクラスに
いませんでしたか?
小学校の図工の時間、
「今日は何の絵を描いてもいいですよ」
そう言われると、
何を描いたらよいのかわからず描けない。
「今日は花の絵を描きましょう」と言われると、
好きな花を描ける。
これはその人の性格にもよります。
自由であればあるほど
自由になれる人もいれば、
自由であればあるほど
不自由になる人もいる、
それだけのことです。
そう考えると、
なんとなく標準的なパターンはありつつも、
それ以外の価値観も尊重する、
というのが良いのかなと思います。
みなさんは、どうですか?
価値観が多様化して
自由になりましたか?
不自由になりましたか?
もし、不自由や不安を感じるという方は、
自分が本当はどうしたいのか
どうしていったら良いのか
どんな生き方があるのかなど
カウンセリングの中でお話しいただけると、
より自分らしく生きていく道を探す
お手伝いができると思います。
文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子
2020.10.27