「どうしたの?」
みなさんは、
友人や家族や仕事仲間が何かいつもと違う様子の時、
なんて声をかけますか?
よく聞くのは
「大丈夫?」という声かけです。
しかし、実は「大丈夫?」と聞かれると
「大丈夫じゃない」と答える人は少なく、
これくらいで相談するのはよくないと考えたり
大丈夫と言わないと信用を失うと考えたりして、
「大丈夫」としか答えられない人も多くいるのです。
そして「大丈夫」と答えてしまうと、
内容について話さない人も多く、
結果的に無理をしてしまうことが多いのです。
私がよくかけるのは
「どうしたの?」です。
親しい人だと、もっとライトに「どした?」と
声をかけたりします。
目上の方だと、「お疲れのようですが、どうかされましたか?」など
少し理由をつけて声をかけています。
これはイエス・ノーで答えられない
オープンクエスチョンなので、
何があったか話してくれたり
何もない時には「別になにもないよ」と答えられるのです。
「どうしたの?」と声をかけて
うまく答えられなさそうにしている時には、
「イヤなことがあったの?」
「話したくないの?」
「しんどそうに見えるよ」
「心配しているよ」など
様子に合わせて補足することもあります。
この声かけは、
上司が部下に対して
仕事の様子で心配な時にも
使いやすいと思います。
ここで「大丈夫か?」と聞くと
言いにくくても
「どうした?」と聞かれると
状況を報告しやすくなると思います。
9月になり学校は2学期が始まり、
学校へ行くことを渋る子どもが増える時期です。
大人も、季節の変わり目になってきて
心のバランスを崩しやすかったり
疲れがでやすい時期です。
もし、周りに気になる様子の人がいたら
二人になった時に
そっと「どうしたの?」と声をかけてみてはいかがでしょうか。
文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子
2021.09.07