文化祭での新たな発見
先日、息子の通う高校で文化祭がありました。
昨年はコロナの影響で生徒の家族限定の会場入りでしたが、
今年は数年ぶりに何の制限も無い開催となり
学校全体が久々に賑わい活気づいた様子でした。
屋台で焼きそばを販売しているという息子の様子を見に行くと
黙々とパックのやきそばを食券と引き換えお客さんに手渡していました。
息子の前にはお昼時もあってか長蛇の列。
そこには文化際を楽しむ余裕の笑顔はなく
私や主人の顔を見ても塩対応。
写真も撮らせてくれないので、遠目から様子を
盗撮するしかない保護者になってしまいました。(笑)
準備期間からの疲れもあったのでしょう。
手作りの大きい看板や工夫を凝らした外装や飾り付けにも積極的に参加し
当日朝ギリギリまでみんなと準備していたのだと担任の先生が教えてくれました。
後から聞いた話ですが、
当日、当番の交代者が現れず一人で長時間の当番となってしまい
台風が去った後の猛暑の中、更に鉄板の熱気も加わったブースの中で
熱さと空腹に耐えながらの過酷な作業となっていたそうです。
勉強とは関係のないこういったイベントなどで
子どもの成長を感じ取れるのはとても良いことだなぁと思いました。
実際に体験している我が子を客観的に堂々と親が見ることができる機会は
そうないと思います。
特に思春期、反抗期中はなかなか貴重な場面です。
文化際を通して見えたことですが、息子は
「創作することが好き」「制作することが好き」というのは
ずっと小さい頃から変わっていないのですが、
「文句を言わず淡々と作業が続けられる子なのかぁ」
「誰かの代わりも責任感を持って引き受けられる子なんだ」
「ただ、この子は営業や接客業には向かないかも」
など新たな発見もありました。
もし、「子どもさんの良いところを10個挙げて下さい」
という質問があったとしたら(結構むずかしい課題だったりします)
今回発見したことも自信を持って挙げたいと思います。
そして近い将来、就職活動の時に息子にこのことを話してあげようと思います。
2023.09.26