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　　　　　　　　「女性のためのこころの相談室」　第10号

　　　　　　　　　　　　　　　．。・・ °・ . ★　　横浜心理ケアセンター
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2003.12.12

―― こころのアンチェイジング　～　錆びないこころをGETしませんか？ ――
　　　　　　　　　　　　
　　　ストレスに強い人と弱い人がいるってほんと？　～タイプ別編～


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こんにちは。


前回は、ストレスにも善玉ストレスと悪玉ストレスがあって・・・
というお話をさせていただきました。
善玉ストレスさんとも、悪玉ストレスさんとも上手く付き合っていければ。
もっともっとキラキラで、ときにピリッとした刺激もあり。
皆さんの人生が素敵に輝くものになるのではないでしょうか？とも。


さて・・・今回のお題。ストレスに強い人と弱い人がいるってほんと？
ということに迫っていきましょうか。

結論から先にお話しますね。この答えは、ずばり。「ＹＥＳ」です。

以前お話ししましたが。十人十色という言葉があるとおり。
10人いたら、こころも10あります。
それは、それぞれの方が、
今まで歩まれてきた人生すべてが刻まれて、できたものです。

ですから、ひとりひとり、全く違うのです。
いくら、同じ環境で育った兄弟・・・もっと言ってしまうと、
顔もそっくりだといわれる一卵性の双子でも。
もちろん、こころは全く違います。

そして、生まれながら持っていた資質と、
その先、それぞれの方が歩んできた道によって。

・・・時とともに変わっていくものでもあります。

同じ映画をみていても、感じ方が違うように。
ストレスに対しても、人それぞれ感じ方が違うのです。

ストレスの刺激を受けやすい人と、あまり受けずにすむ人。
もちろんあります。

そしてその現れ方も・・・千差万別です。

もちろん、ストレスの影響を受けやすい人が悪いとか、
受けにくいからいいというわけでもありません。
どちらが、良いというわけでもありませんよ。
誤解なさらないで下さいね？

その中でも、ストレスの影響を受けやすいといわれている性質
というのが、これからお話するタイプです。
それをご理解いただいた上で、下に進んでみてくださいね。


●ストレスの影響を受けやすいといわれているタイプ


1.まじめで几帳面な人

　 「完璧にこなさなきゃ！」と気負い、責任感が強くて、努力家な方。
　人から物を頼まれたら「イヤ」といえず、
　　結果背負い込んでしまう形になってしまいがち。
そして、「こんなところでいいか」と適当なところで妥協するなんて
　　許せず、そして、100点満点か、0点かのどちらかで
　　自分を評価してしまい、中間がない。そこで、少しでも上手く
いかないと、「私はダメなんだ・・・」と落ち込んでしまう。

2.頑固で厳格な人

自分に厳しい分（人にだけ厳しい場合もあるかもしれませんが）、
　　　相手にも同じことを求めてしまい、どんなことに対しても、
　　　他人の失敗が許せない方。
人のミスを見てしまうと、すぐカッとなってしまい、
その怒りが、ストレッサーとなってしまい、結果としてストレス状態を
引き起こしてしまう。
そして、ついつい。「私の言うとおりにやればいいのよ」
などと頭ごなしにいってしまう。

3.内向的でおとなしい人

イヤなことでもＮＯ！とはっきり断れない方。
たとえば、ダイエットを心に決めたときに食事に誘われてしまうと、
断れずに、ついついお誘いに乗ってしまう。
そして、おなか一杯でも、もしくは「サラダだけ」と思っていても、
残しては悪いから・・・
と、出されたものは無理をしてでも完食！
・・・そして、その帰り道に、「あ～ぁ、、、ダイエットしようって決め
たのに。。。」と一杯のおなかを押えながら、くよくよ悩んでしまったり、
自己嫌悪に陥ってしまったりする。

4.取り越し苦労の多い人

「あの件は、大丈夫かな？」
「この件は、こういう展開になったらどうしよう？」などと、
つい、起きる前からあれこれ、心配してしまい、
気にかかって仕方がなくなってしまう方。
大部分は、「なぁんだ。心配することなんかなかったわ」とか
「大成功だったじゃない」と取り越し苦労であることがわかっても、
やっぱり先回りをしてしまうクセはとめられず、次の心配事が頭を
よぎってしまう。
そして、こころが休まる暇がなく、常に張り詰めた中で、
絶えず、不安というストレッサーに追われつづけてしまっている。

・・・いかがでしたか？「うわぁ～、それ、私のことだわ」って思われること、
ありましたか？


最初にもお話した通り。皆さん、それぞれ程度の違いはあれど、
少しずつ、色々な要素をもたれています。

まるで、たくさんの絵の具がまざって、色が広がっていくように。
そして、それぞれの色の配分の差で、その広がりは無限であるように。
こころも、色こそついていませんが、同じようなことが言えると思います。
ですから、この４つのパターンに固定して、決め付けることはできませんし、
このパターンの要素を持っている中でも、ストレスによるダメージの受け方や、
反応の出方はそれこそ、全く違ってきます。


もちろん、この4つのパターンに当てはまらない方でも、
ストレスによるダメージを受ける方もいらっしゃるはずですし、
この4つのパターンに思いっきり当てはまっている方でも、
ダメージが軽い方もいらっしゃるはずです。


・・・ということで。今回は、「ストレスに強い人と弱い人がいるってほんと？」
ということに、まず、タイプ別という切り口で迫ってみました。
次回は、違う切り口で迫ってみたいと思います。


今度は、受けたストレスをためやすいか、ためずにすむかという角度から
お話をさせていただきたいと思います。
次回は「ストレスに強い人と弱い人がいるってほんと？～性格・行動パターン編～」
に続きます。


今回もお付き合い、ありがとうございました。


ではまた、次にお会いできますように♪  See you again！


文　：　 スタッフ 桜井 ともこ


--　代表カウンセラー　椎名あつ子　--
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・ 編集/発行 ：椎名 あつ子（しいな あつこ）
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