2025年02月14日
バレンタインデー
今日はバレンタインデーですね。
この日は、国や文化によって様々です。
日本では少し前までは女性が男性にチョコレートを贈るのが一般的でした。
仕事関係でも義理チョコを贈ったりしていましたが、
今ではお友達同士で贈り合ったり、自分へのご褒美としても人気のようです。
アメリカでは男女ともに恋人や夫婦や学校のお友達同士でも
プレゼントやカードを贈るようです。
フランスやイタリアではさすが愛の国ですから
恋人同士には特別の日でもあるようです。
昔私の子ども達が学校に行っていたときは
インターナショナルスクールに通っていましたので
それはそれは大きなイベントでした。
親たちは子ども達に内緒でこの日のために
手作りのプレゼントと、心のこもったお手紙を用意して
先生に事前に渡しておいて
当日にみんなの前で子ども達にサプライズとして渡してくれるという事が毎年ありました。
私も子ども達が寝た後にドアに飾るリースを二人の娘のために創っていたことを想い出します。
あの時は、仕事が大変で寝不足になりながらも
喜ぶ顔を想像しながら
チクチクと針をさして、お花を作って沢山のリボンで飾ったリースを完成させた時の
達成感を今でも覚えています。
学校ではそれぞれの親が作ったプレゼントを見せ合って
喜びや感謝をほめ合って一緒に楽しい時間を共にしていたようでした。
いい時代でした。
あれから、何十年も立ちましたが、
娘達もそれぞれの家族でこの日の意味を想い出して
楽しい時間にしてくれたらと
こころから思ったのでした。
皆さまにとっても
恋人や、友達や、家族がいる事のありがたさを心から
愛おしく思って感謝する素敵な日になりますこと
お祈り致します。
Happy Valentine’s Day!
2025年02月04日
一期一会
ここ、横浜心理ケアセンターに
1ヶ月に一度来て下さる業者さんがいます。
その方とはもう23年ほどのお付き合いになります。
23年というと、このカウンセリングルームが
今のところに引っ越ししてからのお付き合いになるので
長い歴史になります。
当時は、私の娘達もまだ学生で
学校帰りに事務所に寄ることもあり
その方Aさんが良く話の相手をして下さっていました。
先月、いつものようにメンテナンスに来て下さった時に
最後にサインをする時に差し出して下さった
ボールペンを私がお返しするのを忘れてしまいました。
Aさんは、その後直ぐに電話をしてきて
「すいません。ボールペンを忘れてしまったので次の時まで取っておいて下さい。
大切な物で・・・」
と焦った感じでいわれていたので保管して今回いらしたときにお渡ししました。
そのボールペンは、
正直に言うと、どこにでもある普通の物だったので
私は少し不思議に感じながらいました。
今回、ボールペンをお渡しするときに
Aさんが話してくれました。
「取っておいて下さってありがとうございます。
実は、僕は1本のボールペンを最後まで使い切ることにしているんです。
なんてことない、普通のボールペンですが、
このボールペンは、新規のお客様の契約や、お客様からお金を頂いた後のサイン等に使っているので僕の想いがありますし、そのお客様との縁があるので
使い切ることが僕の縁担ぎみたいなもんで・・・」
素敵すぎるはなしでした。
Aさんとの長いお付き合いも
こうした彼の誠実な気持ちや対応に惹かれていたのかも知れないと
改めておもったのでした。
その時にふと思った四字熟語が
一期一会でした。
この言葉は日本の茶道に由来する言葉だと聞いたことがありますが、
人との一生に一度の出会いを意味し、
茶会に出る際、
その機会は二度と繰り返さない一度きりかも知れないと心得て
互いに誠意を尽くす心構えのことの意味とされています。
Aさんとは、これからも続く関係ではありますが、
友人でも、家族でも、クライアント様とでも
再び会えるかというとそれは誰も分からないことでもあるので
今日会えたことに感謝して
その時を大切にしたいとおもいました。
そして長い知り合いとも
お互いの歴史をみてきた関係を大事にして
これからも見守り合いながら
大事にしていきたと思ったのでした。
素敵な言葉に感激した日でもありました。
2025年01月29日
愛の詩集
本箱の中の
たくさんの本の中から
昔呼んだ古い詩集を取り出して読んでみました。
それは、私が高校生の頃大切にしていた物で
たくさん詩人の愛の詩を集めた本でした。
全体に茶色になっていて
ところどころにシミの跡があったり
ページの下を折った跡があったりしていて
遠い昔の「私」の存在を感じたりしました。
あの頃、
学校には通っていましたが
特別仲のいい友達も居なくて
1人でいる時間は
本が私の大切な友達だったようにおもいます。
まだ、愛など分からなかった時代に
様々な詩人達の愛に触れて
苦しくなったり、混乱したり、切なくなったり、
夢見てときめいたり、どきどきしたりしていたことを
思い出していました。
その風景は
私の中にセピア色のぼんやりした形として残っているようにおもえました。
詩は様々な比喩の中で
愛があたかも手で触れるように、声が聞こえてくるように
目で見れるように表現され
その若き日の詩人達の純粋な生き方や、
不滅のかがやきに満ちた美しい言葉が
私の中に素直に優しくしみこんで
何故かほっと、救われた気持ちになりました。
「素敵な言葉は沢山あるけれど
愛の詩集
頼もしい言葉も沢山あるけれど
私が初めて聞いた 優しい言葉・・・
ぼくがやってあげるから
春の嵐が吹くたびに
私は その言葉を想い出します
そのひとの お嫁さんになりたかった
幼い私を想い出します」
(集英社 愛の詩集 内山登美子から)
この詩は昔の「私」には時別であったようで
ページの上を折っていました。
そして
「ぼくがやってあげるから」
この言葉は今の私にも
じんわりと優しくて、切ない言葉でもありました。
そしてまた今の自分は
「私がやってあげるから」
という言葉をかけてあげたいと
まだ小さい孫達の事を想い出した日でもありました。
時の流れと私の歴史をしみじみと受け止めながら
静かに緩やかな気持ちとなっていました。
2025年01月17日
移りゆく季節の中
気がついたら、
1月も半分が過ぎていました。
昨日スーパーに買い物に行ったら
入り口の所に節分の福豆がおいてあったり
お花のコーナーには小さな蕾の桃の木が売っていたり
春の訪れを感じることができました。
寒い寒いといいながらも
今日は少し温かくやわらかな光がみえたり
なんとなく鼻がむずむずしてきていて
スギ花粉の予兆を警戒したり
いつもと変わらない時期が来たように思います。
「移りゆくすべて
何もかも移りゆく
変わらない物はないの。
過ぎていく日々の中
果てのない道を追いかけて・・・」
そんな昔の歌がふと頭の中に浮かび
鼻歌を歌っている自分がいました。
いろいろな事が
たくさん起きるけれど
それもこれも
全部
いつかは通り過ぎていくのだと
みんな忘れてしまうようなことで
どうにかこうにか
なるようになるのかもしれない
春は人を優しい気持ちにさせる季節です。
ある人にとっては大学入学共通テストがあったり
又ある人は手術をうけたり
ある人は転職したり
引っ越ししたり
新しい出会いがあったり
泣いたり笑ったり
移りゆく季節の中で
怖がらず不安がらず
ゆっくり息をして
過ごしていきたいと思った日でもありました。
2025年01月07日
2025年のはじまりに
明けましておめでとうございます。
これからの一年が
様々な事で悩んでいらっしゃる方々にとっても
再生と復活そして意味のある一年となりますこと
そのために私も誠心誠意、努めさせていただきたいと思っております。
今年は横浜心理ケアセンターも四半世紀となります。
この25年という月日の初心を忘れることなく
また、どんな問題に対しても
今おきている状況について
きちんと向き合いながら
傾聴と対話の中でより良い方向へと視点を向けて
進めて行きたいと思っております。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
プロフィール

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。
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