2021年04月06日

許す そして forgive

「『許すことはできるが、忘れることはできない』
というのは、結局
『許すことができない』というのと同じことだ。」
       ヘンリー・ウォード・ピッチャー

夫婦カウンセリングの現場では
毎日のように繰り広げられる
夫婦のドラマがあります。

そしてそのドラマの中での1つのテーマに
「許す」ということがあります。

たくさんの人が
「許すこと」に葛藤し、悩み、苦しんでいます。

ある夫は妻に
いつまでたっても許してもらえないことで
「いくら謝っても結局許してくれないんだよね。」と訴え、
妻はその訴えに対して
いつまでも許せない自分を
夫に責められた感じを抱いてしまい
再び苦しみの沼に落とされた気がした
という悲しいすれ違いの二人がいました。

またある人は
自分の犯した過ちの深さに
懺悔と嫌悪感を抱く中で
一生罪悪感と共に生きていくことに
自分が絶望してしまっている
と話していました。

「許す」つまりforgiveは
~のために与えるということになります。

あなたのために与えることが
許す意味だとすると
何を与えるということなのか...

あなたに与えることで
私に返ってくることは何なのか。

それは、もしかして
「自由」なのかも...。
「許す」ことは、つまり
「許すことで解放され、自分が自由になる」
ということなのかなと...

私なりの答えが
今日は1つ
心の中に生まれました。

投稿者 椎名 あつ子 : 13:46 

2021年03月31日

自分の生活や仕事の中で
ふと考えたり、悩んだり、
先に進めないと
思ったときに
心や体全体をどこか違う風景に
置きにいきたくなる時があります。

私は毎年、初春と初秋に
京都に身を置きに行くことにしています。

何故なら、私にとって京都は
私の内面に落ち着きや充実感や
安堵や強い信頼というものを
与えてくれるように思えるからです。

京都の町並みや
和と洋との芸術的な物腰、文化、
そして
光があるから影があるという
1本の線のような世界が息づいて感じるから。

私はこの場所に私の未知の希望を
探し求めているのです。

今回はまんまるお月さんも
姿をあらわしてくれました。

私が私であるために
必要な時間でもあるのです。

投稿者 椎名 あつ子 : 17:42 

2021年02月03日

愛の綱わたり

日々カウンセリングをしていると
「愛するということ」という
大きな課題に衝撃的にぶち当たる事が
よくあります。

「愛するということ」
これは私の好きな本のタイトルでもありますが
(エーリッヒ・フロム)
「愛」は夫婦問題でも
親子問題でも
人間関係の問題でも、
今、現在コロナとの闘い方、付き合い方の問題でも、
そしてまた、目に見えない神との関係など
宗教や宇宙などの問題でもあったり、
すべての事には
必ずといっていいほど
「愛とは・・・」という問いかけと
つながっているように思うのです。

愛という、大きなそして高い
コンクリートの壁のような物に行き着いて、
向かい合わせられる時、
私たちは呆然としたりしながら
この壁を乗り越える先に
何か広い草原が拡がっているように
希望を抱いたりするのかなと思うのです。

だけど、愛はそんなに簡単ではなくて、
ただ人を好きになるということであっても、
相手との関係が出てくるので、
つまり、人間関係の難しさに
誰もが悩むこととなるのですよね。

当たり前なんだけど、
人間誰もが違う生き物だから、
価値観も違って当たり前だから、
愛し方も、愛の受け取り方も、
愛の形も、愛の距離感も、
みんな、みんな
全然違ったりしているのよね。

だけど、
やっぱり人は
自分が愛するように相手も愛してほしいし、
自分が思うように相手も思ってほしいと
考えるから
強制したくなったり
支配したくなったり
押さえつけたくなったりして、
苦しくなってしまうのだとも思うのです。

その不自由さが
もっともっと大きくなると
悲しい終わり方になっていってしまう・・・

昔々
「愛の綱わたり」という歌があったことを
思い出したりしました。
人はみんな人生の綱渡りをしているのかもしれないけれど、
その歌の最初の詞は
「しがみつけば綱渡りは終わります」
だったはず・・・。
たしかに、1本のロープの上を
2人で渡るには、
しがみついたら2人落ちて絶えてしまう・・・
1人ずつが相手を信じて
自分を信じて
相手を想って見守って
人生という
ロープの上を歩いていくこと
これが「愛」といえるのかなと・・・。

今日の私が感じたことでした。

投稿者 椎名 あつ子 : 11:31 

2021年01月29日

心の手を取り合って

あっという間に2月になろうとしています。

昨年から同様に
コロナの影響もあるのか
ここ横浜心理ケアセンターでは
夫婦カウンセリングに来る方々が
増え続けております。

夫婦の問題の中には
DV、モラハラ、浮気、
子どもへのしつけの問題、
親との関係の問題、
また、経済的な将来の不安の問題など
おびただしい終わりが見えないように感じる
相談がたくさんあります。

この突然な、予期せぬ、形のない
先の見えない時代の中で

みんな苦しくて
みんな悲しくて
みんな淋しくて
みんな切なくて
みんな怖れていて…

だけど

みんな愛しくて
やさしくて
あたたかくて
おだやかな
永遠のような
愛だけが本当は欲しいのだと思います。

一生懸命どうにか乗り越えて
ストレスを抱えて生きようとしている時だからこそ
生きている証に
美しい愛を人は求めています。

でも目に見えない
不安や恐怖が人の心を壊しはじめ

人は理想通りの
自分の価値観で
自分よがりな感情が大きくなり

それは時には
破壊的であり
そして
自分以外の人や社会に対して
攻撃的になったりしているように感じます。

コロナのせいで
みんな疲れてきています。

そしてみんな、怒りが
いっぱいになってきています。

心の中が誰もが今、
不安定になっています。

でもこんな時だからこそ
冷静になってみたいと思うのです。

相手の心を疑って
壊すのではなくて

しっかりと固く
心の手を取り合って

そして、心の手をつなぎながら
みんなで一緒に未来に向かって
前へ前へ
上を向いて歩きたいと思います。

来年の今頃には
笑顔になれる日が来ると
信じてみたいと思うのです。

最近心から感じたことでした。

投稿者 椎名 あつ子 : 16:50 

2021年01月05日

2021年のはじまりに

新年明けましておめでとうございます。

横浜心理ケアセンターは
21年目を迎える年となります。

今、また首都圏に
再び緊急事態宣言が出される見通しと
なっている状況の中、
世の中全体に
重くのしかかってくる不安感、焦りは
それぞれの家庭の中にも、
入り込んできています。

新年早々
暗いイメージではありますが、
私たちは、まず、
不安を感じている人々の声を聴き
みなさまに求められ
必要とされることを
とにかく、心を持って
やり遂げる気持ちで
のぞんでいくことに
全力で向き合っていこうと思います。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

投稿者 椎名 あつ子 : 13:41 

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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