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　　　　　　　　「女性のためのこころの相談室」　第147号

　　　　　　　　　　　　　　　．。・・ °・ . ★　　横浜心理ケアセンター
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2005.4.8

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　　　　　　 　　～～～　カウンセリングの必要性について　～～～

　　　　　　    (この時代だからこそ、子供と親について考える)


(2) 子供たちのストレスと心身症について　


現代というのは、非常にストレスの多い社会で
あることは事実です。
企業の中でのサラリーマンのストレス、
時間に追われながら上司と部下の関係に板ばさみに
なっていたり、外部の人たちとの気を使う接待のストレス、
また嫁・姑の問題のストレス、子供を中心とした
親同士のお付き合いの中でのストレス。

生きていくことがストレスであるかのように、
私達の生活はストレスが欠かせない状態になっています。
子どもたちの生活にも大人たちと同じようにたくさんの
ストレスがあります。

これは今突然始まった事ではなく、私達大人たちが
知らないうちに子供社会にも大きなプレッシャーを
与えてきてしまった環境があります。
子供たちにとって学校は大人社会でいう
会社組織のようになってきています。

先生をはじめとして、頭のいい子から
勉強が遅れている子へとピラミッド型の
社会ができあがり、その上下関係の中には
いじめといったストレス、いい点を取らないと
落ちこぼれてしまう、といったストレスがあります。
本来、子どもの個性・能力に合った教育が
おこなわれる場所が学校であるはずなのに、
それは「きれい事」としてとらわれてしまっています。
決められたレールの上を落ちることなく進んで
いくことが優等生であり、いい子であり、普通であり、
常識である、つまり、大人たち・社会全体の価値観なのです。
最近では、その他にその子の個性、
つまり特別な能力までも期待され、
子どもたちは小さい時から成績のいい子、
誰とでもうまくコミュニケーションがとれる子、
その子なりの目標といった能力を持つことが
必要とされてきてしまっています。

もちろん、昔にもストレスは子ども達の中であったのですが、
何故最近特にストレスによる心身症が増えたかというと、
現代は特に昔だったらストレスにならないものまでも
ストレスとさせられていることが多いのです。
何故ならば、子どもに愛情を与えるべき家庭の中で、
つまり父親・母親の中で昔よりも多くのストレスがあり、
それを知らず知らずのうちに与えてしまっているのです。

お父さん、お母さん、今、あなたたちは大丈夫ですか？
安定した心やすらぐ場所が家庭内にありますか。
そんな問いかけをまず自分にしてみて下さい。
首をかしげる問題がある場合は、少なからず子ども達に
もっと多くのストレスを与えてしまっているのです。




--　代表カウンセラー　椎名あつ子　--


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|  　※卒業後は当センターでカウンセラーとしての道もございます。        |
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|  ○開講コース：「初級コース」：月2回　 全6回　 約3ヶ月               |
|                「中・上級」  ：月2回　全12回　 約6ヶ月               |
|　　　　　　　　「研究科」    ：月2回　全18回　   約1年               |
|　　　　　　　　 ※全コース終了（約2年）後は認定証授与             　 |
|  ○時間      ：19:00～21:00                                          |
|  ○場所      ：横浜心理ケアセンター                                  |
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