メールマガジンバックナンバー
「女性のためのこころの相談室」 第15号
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
-------------------------------------------------------------------------
★.・・°°°°
「女性のためのこころの相談室」 第15号
.。・・ °・ . ★ 横浜心理ケアセンター
-------------------------------------------------------------------------
2003.12.29
―― こころのアンチェイジング ~ 錆びないこころをGETしませんか? ――
- スタッフ桜井の何気ない一日・・・
の巻(別名ちょっとブレイク) -
・ ° . ° . ・・ ° . ° . ・・ ° . ° . ・・ ° .
・ ° . ° . ・
こんにちは、スタッフ桜井です。
ちょっと今回も、一休みさせていただいてよろしいですか?
先日の、代表の「自分へのご褒美」という言葉。
ちょうど、去年の今頃のある患者さんのことを思い出したので、、、。
一時の酷い状態を乗り越えかけていた一人の患者さんがいました。
Bさんとしましょうか。
とても順調に。ほんとに順調に回復していたのです。
そのまま安定するかに見えたんですね。
・・・だけど、Bさんは、突然こころのエアポケットに入ってしまったのです。
一時的に、症状が悪化してしまったのですね。
理由はわからないのです。彼女の周りの環境、人達に。
特に彼女を「落として」しまう要因はどこにもなかったのです。
突然のことでしたし、これといって思い当たる原因もなく・・・だったのです。
これには、代表もおどろきましたし、何より戸惑ったのは、Bさん本人
だったのかもしれません。
結果として、彼女はしばらくして無事に、こころのエアポケットから、
抜け出すことができたのですが・・・。
さて、、、ここで質問です。
彼女を、こころのエアポケットから抜け出させたのはなんだったの
でしょうか?
「そっか、、、ここまで頑張ってきたこと。形になってないものね。
こんなに頑張ったんだもん、何かご褒美しようよ。ここまで頑張った、自分に」
そう代表はBさんにアドバイスしたそうです。
そして、Bさんは、、、初めて「自分にご褒美」をしました。
何にしようか・・・。Bさんは、漠然と考えながら、ある雑誌をめくって
いたその時。
ある、アクセサリーが、彼女の目に飛び込んできたのだそうです。。
彼女は「探していたのはこれだ!」と思い、普段雑誌を見て連絡するなんて
こと、しないのに・・・なんて思いながら、連絡をしたのだそうです。
「これ以外考えられない!」それが彼女を動かした力でした。
何がそんなに彼女を動かしたのでしょうか?
彼女の目に飛び込んできたもの-鍵の形をした、ネックレスでした。
その鍵、ただの鍵じゃなかったんです。
タグがついていて。
そのタグには、こう書いてありました。
「THE KEY TO HAPPINESS」
そう、、、Bさんは、『幸せの鍵』を自分へのご褒美にしたのです。
これから先も、頑張って乗り越えてきたことが、『幸せの鍵』になるように。
そのご褒美を手に入れて。
頑張って乗り越えてきたことが、「目に見える形」になった時。
彼女の不安は治まりました。エアポケットの出口を見つけたのです。
『幸せの鍵』が、Bさんをこころのエアポケットから抜け出させました。
こころの傷と向き合うのは、時にとても孤独な気持ちになります。
ストレスが目に見えないように。
ストレスや色々なものによってついた、こころの傷も、目に見えません。
だから、乗り越えて。
先が見え始めると。時々不安になることもあります。
それまで頑張ってきたこころが、泣き声にも似た悲鳴をあげます。
「ほめて」って。
「認めて」って。
「頑張ってきたことを忘れないで」って。
Bさんも言ってました。
「戻っていけば行くほど、”なぁんだ、あの時がおかしかったんだ”
って、周囲の人に思われるのが怖かった。”おかしかったのは、
『あの時の私』であって、自分たちが悪かったんじゃない”って
思われて、頑張って乗り越えたことを忘れられてしまうのが、
怖かった。そして自分自身も忘れてしまうことが、怖かった」-と。
季節がちょうど一回りしましたが。
Bさんの『幸せの鍵』は今も、Bさんを励ましています。
今、ちょっと心の迷路に入ってしまったあなた。
それから、もし、身近な人がそんな状態になっていると感じたら・・・。
ほめてあげてください。
「頑張ったね」って。-あなた自身を。
「頑張ってきたね、わかってるよ」って。-その人を。
それが、きっと、こころのエアポケットの出口を照らす明かりになると・・・
そうあってほしいと、私は思います。
Bさんが『幸せの鍵』を見つけたように。
皆さん一人一人の『幸せの鍵』を見つけられますように・・・。
そんなに、毎回高いものでなくてもいいんですよね。
それこそ、「ちょっとしたもの」でもいいし。
コンビニのケーキでもいい(コンビニのデザートも充実してますよね)。
「今日のあなた」「今週のあなた」「今月のあなた」「今年のあなた」
・・・それぞれに、ご褒美をあげてみませんか?
ご褒美は、「誰か」にもらうだけのものではないのかもしれません。
「自分が」「自分に」あげるご褒美。一番わかっているのは自分自身ですもの。
先日、読んだ雑誌で、ある記事を見つけました。
ある女性は、「何かするとき。頑張る前に、まずご褒美をあげてしまう」
のだそうです。
その最中につらいことがあっても。ご褒美を見ると頑張れる・・・そう
おっしゃってました。
それも、一つの方法ですよね。
先にいいことがあって、それを見ながら、頑張るか。
後にいいことが待っていて、それを励みにして、頑張るか。
順番はどちらでもいいのですよね。
さて、、、私は、「今年の私」に何をご褒美にしましょうか?
今回は、ちょっと寄り道させていただいちゃいました。
代表の、「自分にご褒美」という言葉で、去年のBさんのことを
思い出したので・・・。
そうそう。
私の髪のその後ですが・・・。まだ、ギプアップして縮毛矯正・・・って
ことにはなっていません。
なんと!それでも、落ち着いています。髪の状態は、あんなに手をかけてきた
頃より、むしろ良くなっているような気がします。ちょうど3本目の
シャンプーに入りました。。。
さて、どうなることでしょうか。
ちょっと残る髪の生え方による問題は、「生かせばいいのよ。あるがままに
持っていけば、ケンカしないの。無理にこっちって、押さえつけようとする
からケンカしちゃうのね」と言われました。
確かに・・・その通りなのです。無理矢理、こっち!ってしていたときは、
どんなにやっても収まりが付かなかったのに・・・。
実はこころも同じなのかもしれません。
目先の悩みにとらわれて、無理矢理目を向けても、こころを納得させようと
しても。
答えが見つけられないときに。
「えいっ!」って、流れに身を任せてしまうと・・・案外、見えてくるもの
だったりするように。
次回より、また本編に戻ります。
・・・といいつつ。「予定」なんですけどね。
もし、おぉ!これはというものがあったら、また、ブレイクが入っちゃう
かもしれません。
その時は、「まぁ~た、桜井のヤツ。なんか脱線したな」って、温かい目で
見ていただけると幸いです(苦笑)。
今回もお付き合い、ありがとうございました。
ではまた、次にお会いできますように♪ See you again!
文 : スタッフ 桜井 ともこ
2003年のメルマガ配信は これで最後になります。
ご購読ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
2004年も 皆様にとって素晴らしい1年となります様、
心よりお祈り申し上げます。
スタッフ一同
-- 代表カウンセラー 椎名あつ子 --
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
-------------------------------------------------------------------------
・ 編集/発行 :椎名 あつ子(しいな あつこ)
・ ご意見・ご感想 : atsuko@shinri-care.com
・ サイトURL : http://www.shinri-care.com/
・ 配信解除 : http://www.shinri-care.com/mailmag.html
・ メルマガ :まぐまぐ( http://www.mag2.com/ ) ID:0000119949
:Melma! ( http://www.melma.com/ ) ID:m00101645
-------------------------------------------------------------------------
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*