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「女性のためのこころの相談室」 第207号
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* ------------------------------------------------------------------------- ★.・・°°°° 「女性のためのこころの相談室」 第207号 ．。・・ °・ . ★ 横浜心理ケアセンター ------------------------------------------------------------------------- 2005.11.4 ・ ° . ° ． ・・ ° . ° ． ・・ ° . ° ． ・・ ° . ・ ° . ° ． ・ ～～～ 闘病記（１） ～～～ 当センターに通っているクライアントの一人の女性が、 病気になり辛かった体験を闘病記として書いてくれました。 今回はこの闘病記を何回かに分けてご紹介したいと思います。 様々な心の病で悩み、今もなお苦しんでいる方々に、 決して自分だけではない、と少しでも思って頂けたらと思います。 ※ ご本人の承諾を頂いております。 ～精神科受診まで～ とにかく体がだるかった。いつから始まったのかは定かでない。 会社のストレスから胃炎や腸炎を繰り返し、風邪をよくひくようになり、 気が付いたらどうしようもなく体がだるかった。 だから最初は内科を受診した。超音波診断、脳波、心電図、Ｘ線、 ＣＴ、ありとあらゆる検査を受けた。血液検査はアンプル８本分、 そして免疫異常が見つかった。 将来、膠原病になる可能性が非常に高いと言われて医師の観察下に入った。 会社は休職した。たまに病院で検査を受ける以外は 毎日ごろごろして過ごした。ホチュウエッキトウなる漢方薬が処方されて、 飲みつづけるうちに、なんとなく元気が出てきたように感じた。 そして会社に復職することになった。休職期間は１年余りだった。 復職の際に産業医の面談があった。 産業医にこれまでの経過を話したところ、精神的な問題があると言われ、 神経内科の先生を紹介された。 神経内科の先生は、自律神経が疲れていると言って精神安定剤を 処方してくれた。体のだるさは相変わらずだった。 神経内科の先生とは喧嘩別れした。 内科の先生は内科的に問題があるといい、神経内科の先生は 自律神経の問題だという。患者の私は完全に板ばさみとなってしまった。 あるとき風邪をひいたのをきっかけに、神経内科の先生と喧嘩になった。 風邪がほとんど治ったときに診察を受けて、 風邪をひいて会社を休んだことを報告した。 神経内科の先生は私のは風邪ではないと言い切った。 内科の先生が風邪と診断したのにである。 船頭は２人要らない。 私の言うことを信用してくれない先生のことは信頼できない。 そう宣言して神経内科の先生の下を去った。 内科の先生の観察の下、体のだるさを我慢しながら仕事を続けた。 半年ほどして急に元気が出てきた。 体の内側から力があふれ出てくるような感覚である。 今までの分を取り返すべく仕事のペースを上げた。 しかし、風邪のひきやすさや疲れやすさは回復しておらず、 仕事の一番忙しい年度末になるとばてた。 仕事に燃えつつもたまにばてるという状態で、数年が経過した。 そして医師の観察も終了を迎えた。 定期的な血液検査の結果に変化が見られないことから、 今後も悪くなる心配は無いということだ。 仕事はさらに忙しくなってきた。 国家プロジェクトを任されるまでになった。 ますます仕事が立てこんできた。 そんな折、私が家を出るという形で夫と別居することになった。 部屋を片付けられない夫と一緒に生活するのは無理だと感じた。 夫とは職場結婚で、国家プロジェクトをいっしょに担当していた。 会社では仲の良い夫婦を演じ、別々の家に帰るという生活が１年ほど続いた。 ある日、夫に異動が来た。沖縄へ出向することになった。 この機会に離婚しようと夫から提案され、素直に受け入れることにした。 彼は離婚したことを周囲に話すことなく沖縄へ行ってしまった。 知人からよく声をかけられた。 「旦那さん沖縄で元気にやってる？」 「知りません。実は離婚してしまいまして。」 社内に離婚を宣言する役目を私一人で背負うことになってしまった。 仕事はますます多忙を極めた。 そのうち疲れが取れなくなってきた。 再び異常な体のだるさに襲われた。 体のだるさは仕事に支障をきたすレベルになっていた。 そんなある日、上司からメンタルな問題があるのではないかと指摘された。 私も最近の製薬会社のＣＭを見て「うつ」なんじゃないかと感じていたので、 その旨上司に話した。 その頃の私は、文章が読めない、論理的思考ができない状態になっていた。 うつ病は死につながる大変な病気だということで、 すぐに精神科を受診するよう上司から指示された。６月のことだった。 続く。 -- 代表カウンセラー 椎名 あつ子 -- *― ～～～椎名先生の講座のお知らせ～～～ ――――――――――――――* | | | ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ | | ★ | | 『心理カウンセリング講座』 ☆随時受講受付中☆ | | ★ | | ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ | | | | 将来、カウンセラーを目指している方はもちろん、 | | 人とのコミュニケーションについて考えてみたい方を対象とした | | 講座を開講中です。平成17年度から新たに研究科開設！ | | ※卒業後は当センターでカウンセラーとしての道もございます。 | | | | ……………………………………………………………………………………… | | ○開講コース：「初級コース」：月2回 全6回 約3ヶ月 | | 「中・上級」 ：月2回 全12回 約6ヶ月 | | 「研究科」 ：月2回 全18回 約1年 | | ※全コース終了（約2年）後は認定証授与 | | ○時間 ：19:00～21:00 | | ○場所 ：横浜心理ケアセンター | | | | ※ 詳細・申し込み方法等はホームページからご覧下さい | | ⇒ http://www.shinri-care.com/semi.html | | ……………………………………………………………………………………… | | | *―――――――――――――――――――――――――――――――――――* *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* ------------------------------------------------------------------------- ・ 編集/発行 ：椎名 あつ子（しいな あつこ） ・ ご意見・ご感想 ： atsuko@shinri-care.com ・ サイトURL ： http://www.shinri-care.com/ ・ 配信解除 ： http://www.shinri-care.com/mailmag.html ・ メルマガ ：まぐまぐ( http://www.mag2.com/ ) ID:0000119949 ：Melma! ( http://www.melma.com/ ) ID:m00101645 ------------------------------------------------------------------------- *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
