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「女性のためのこころの相談室」 第22号

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        「女性のためのこころの相談室」 第22号

               .。・・ °・ . ★  横浜心理ケアセンター
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2004.1.23

―― こころのアンチェイジング ~ 錆びないこころをGETしませんか? ――


~『カラテラミン』?『コルチゾール』?ってなんぞや???(1)~


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こんにちは、スタッフ桜井です。


先日、東京では平年を大きく遅れて初氷が観測されたとか・・・。
でも、寒い毎日が続きますよね?
インフルエンザも流行っているようです。

私は、ワクチンを打ったのですが・・・。
これも当たるも八卦的なものがあるとかないとか・・・。
その効果か、はたまた日ごろの行いか(・・・なんだか、物が飛んできたような
気がするのですが・・・ま、いいか。)、おかげさまで寝込むほどの
風邪を引かずにすんでいます。このまま、乗り切れるのでしょうか!


前回は、『悪玉ストレスが身体に悪いのは何故?』
ということについてお話させていただきました。


今回は、その中でお話させていただいた、ストレス反応の最重要登場人物である、
2つのホルモン、「カテコラミン」と「コルチゾール」という物質をからめて、
ストレスの伝達回路についてお話させていただきたいと思います。


お話を始める前に・・・。
ストレスって皆さんの身体のどこが認識すると思われますか?
ストレス/ストレッサーの刺激は、皆さんの脳が認識するのです。
ちょっと寄り道をして、『いまさら』とおっしゃるかもしれませんが、
私達の脳について、簡単にお話しますね。

人間の脳は、「大脳新皮質」「小脳」「その他の領域」と大きく分けられます。
私達、ヒトの脳が他の動物の脳と違うところは、主に、「大脳新皮質」と
「小脳」です。
それ以外は、進化の歴史をたどるうえで、大きさ等の多少の違いはあると
思いますが、ほとんどの動物が持っているものです。

さて、大脳新皮質とは何者でしょうか?
皆さん、何かの機会に脳というものをみたことがあると思います。
大脳といわれている部分を輪切りにすると、表面を形成している灰白色
の厚さ数センチの物質ものがあります。
そして、その周りを血管であったり、神経細胞であったり、
というものがサポートしています。

その厚さ数センチの部分を「大脳新皮質」と呼びます。
哺乳類で著しく発達し、ヒトの脳は、この大脳新皮質がとても、発達しています。
ヒトの大脳新皮質の特徴として、「機能の所在」というものがあります。
視覚・聴覚等の情報を処理するところが大脳新皮質の各部分で、
分担されているのです。
理性や、思考、知能、言語などの高次の機能も担う中枢がも局在しているため、
人間らしさを司っている部分ともいえるそうです。

専門家の方が、おっしゃるお話とは多少の違いがあるとは思いますが、
ストレスとの関係の部分では、このようにご認識いただければよろしいかと思います。


さて・・・本筋に戻りましょう。
ストレスは、まず私達の脳、正確に言いますと、
大脳新皮質というところで認識されます。
そして、視床下部と呼ばれる、ホルモン等を管理する機関に伝えられた後、
2つのルートに分かれることになります。

1つ目のルート:大脳新皮質→視床下部→交感神経→副腎髄質→カテコラミン分泌
2つ目のルート:大脳新皮質→視床下部→下垂体→副腎皮質→コルチゾール分泌

両方のルートとも、視床下部に刺激が行くところまでは同じですね。
その先で分かれて最終的に分泌される2つのホルモンが、
様々なストレス反応のきっかけとなる重要な物質になるのです。

さて・・・2つのホルモンが分泌されるところまでをお話したところで、
まだ、本題に入っていないのですが、
このまま続けてしまうと、皆さんも、そして、誰よりワタクシが
こんがらがってしまいそうなので(苦笑)、
『カテコラミン』、『コルチゾール』それぞれのお話は、
次回続けてお話させていただきたいと思います。
今回は、私達がストレスをまず認識する場所=脳の概要をお話させていただいて、
感じたストレスによって、2つのルートを通ることになり、
そのルートによって、分泌されるホルモン『カテコラミン』・『コルチゾール』
という2種類の物質に分かれるところまでお話させていただきました。

次回は、この2つのホルモン-「カテコラミン」と「コルチゾール」の
働きについて更に迫ってみたいと思います。


『くぉらぁ~、桜井!また本筋までたどり着けなかったじゃないか!』と
叱られるかも・・・。

では、せめてものお詫びに。とっておきの情報を1つ。


そうそう!いつか、香りのところで詳しくお話しようと思っているのですが。
風邪が猛威を奮う季節なので、ちょっとだけ、お教えしますね。

皆さん、アロマテラピーってご存知ですか?
多分、雑誌などで目にしたことはあると思います。

実はストレスと、香り(アロマテラピー)って密接なかかわりがあるのです。
それどころか、つらい鼻づまりなどの症状を和らげる働きもあるのです。
もちろん、自然なものですがから、薬と違って副作用とうはほとんどありません。
色々楽しむ方法はありますが・・・それも、追ってご紹介しようと思いますが。

まず、この季節の風邪の症状を少しでも和らげる方法をご紹介しますね。

ユーカリ、ティーツリー、ミントなどのエッセンシャルオイルを、
外出前に数滴ハンカチもしくはティッシュに染み込ませて、
外出先でつらいときに、鼻と口に当てて、香りを吸い込めば、楽になります。
エッセンシャルオイルは、自然のハーブを濃縮したものです。

ですから、あくまで、量に注意してくださいね。
そして、個人差ももちろんあります。
ですから、香りの好み、量等御自分に合わせて、お試ししてみてくださいね。

そして、アロマテラピーのときにもお話しますが、
もちろんアロマテラピーに代表されるエッセンシャルオイル等は、医療品では
ありません。
また、アロマテラピーも医療行為に変わるものではありません。
その点を踏まえた上で、上手く使えばとても、有効な方法になります。
あなたの、こころと、身体に。


今回もお付き合い、ありがとうございました。


ではまた、次にお会いできますように♪  See you again!


文 : スタッフ 桜井 ともこ


-- 代表カウンセラー 椎名あつ子 --
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・ 編集/発行 :椎名 あつ子(しいな あつこ)
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