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「女性のためのこころの相談室」 第38号
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* ------------------------------------------------------------------------- ★.・・°°°° 「女性のためのこころの相談室」 第38号 ．。・・ °・ . ★ 横浜心理ケアセンター ------------------------------------------------------------------------- 2004.3.19 ―― こころのアンチェイジング ～ 錆びないこころをGETしませんか？ ―― こころの病気の治し方（２）～どうしたら治りますか？？？ ・ ° . ° ． ・・ ° . ° ． ・・ ° . ° ． ・・ ° . ・ ° . ° ． ・ こんにちは、スタッフ桜井です。 先月、世の中の女性が「義理」と「人情」と「本命」のはざまでゆれた・・・ なんて書くと、とっても大げさですが。 チョコレートが飛び交った日。 そう、バレンタインデーでした。 当センターに、このメールマガジンを読んでくださっている方から、 「椎名代表と、スタッフ桜井で”キャッキャ”いいながら食べてください」 と・・・いただいてしまいました。 バレンタインデーのチョコレート（はあと）♪ ごちそうさまでした。 もらったことも、あげたこともない桜井（なさけなー）・・・。 記念すべき、初めてのバレンタインでした（ん？） 早速、代表と文字通り「きゃっきゃ」言いながら、ごちそうになりました。 （・・・中には別の意味で「きゃっ！」っていうチョコもありましたが・・・。 それも、あなた様の意図なさったとおりなのでしょうか・・・？？？（苦笑）） お礼が遅くなってしまって申し訳ありませんでした。 直接お礼を申し上げたかったのですが、 この場をお借りすること、お許しくださいね。 さて、本題に入らせていただきますね。 その前に・・・まず、一点。 訂正させてください。 今まで、変換ミスで実は「総合失調症」と表示されていたのですが、 「統合失調症」が正解です。 数回目にしていたはずなのに、見逃していました。 基本の基本でした。失礼致しました。 こころの病気についてお話を始めさせていただきました。 前回は、実は桜井も精神科に通ったことがある、、、 なんてカミングアウトがあったり・・・でしたが。 さて・・・実際、レントゲンにも映らないし、 目に見える傷があるわけでもない、こころの病気。 どうやって治していくと思われますか？ 「こころの病気」は、最近は単に遺伝や、 本人の性格や、育った環境などだけの問題として捉えられることは、 ほとんどなくなりました。 それとともに、身体（脳など）に働きかける治療が、 目覚しく発展しています。 「薬物療法」と呼ばれている、薬を使った治療法ですね。 確実に成果も上がっています。 最近のこころの病気の治し方は、大きく分けて３つあります。 ◆薬物療法： ここ数十年で飛躍的な発展を遂げた療法です。 現在の、いわゆる「医療」の場面では欠かせないものになっています。 薬の種類も多種多様になってきています。 専門医が、患者の症状などの様子を見ながら処方を決めていきます。 一般的に統合して向精神薬と呼ばれています。 主なものとして、以下に分類されます。 抗不安剤、抗統合失調症薬、抗うつ剤、抗そう剤、睡眠薬・・・等 ◆作業療法： ダンスや、お芝居、音楽、美術など、さまざまな活動を通して、 社会復帰へのリハビリとして使用されます。 また、症状を将来に向け安定させ、再発を防止する目的もあります。 いままで、2つあげてきました。 でもね・・・。 こころと身体は分けられないのです。 ここで、考えてみていただきたいのです。 なぜ、「薬」や「作業療法」で 「こころ」を治すことができるのだろうか？と。 もちろん、「こころ」も身体の一部の働きであることは事実です。 それを前提として、脳生物学という、 書いただけでも難しい学問が発達し、 先ほど、薬物療法でお話した、 向精神薬というお薬の種類は増え、 そのメカニズムの解明も目覚しく進んでいます。 不安を抱える患者さんの、不安感が脳内物質の働きであるなら、 それを薬で和らげ、病気の進行などの事態を避けることはできます。 でも・・・『お薬』はあくまで、基本的には対症療法なのです。 さらに考えると、 確かにこころは身体の一部で、誰でも体調の悪いときがあるように。 こころの調子が悪いときもあります。 身体とこころも密接に関わっているので、 それぞれが、影響をうけることもあります。 体調が悪いときは、不安になりますし、 病気になれば、落ち込むこともありますよね？ こころの病気が生活習慣病の１つといわれるようになったのは、 生活習慣の乱れの蓄積が、 身体にもこころにも病気をもたらす原因になる要素があるからです。 病気になってしまった場合、 不安や焦燥感、無気力の鎖で足をつながれてしまっているようなものです。 それでは、どんなに前に進みたくても進めませんよね？ 時には、薬という浮き輪をつかって、 一旦自分のこころと身体を楽にして。 また、元気に立ち上がればいいのです。 増えていく不安な気持ちを抑えることはできても。 不安に感じている、原因をそのものには効果がないのです。 取り除くことができないのです。 それをサポートするといった意味で、 これからあげる、もう一つの方法があるのです。 ◆精神療法： 心療療法とも呼ばれます。 カウンセリング、精神分析、行動療法などを示します。 主に、クライアント（患者）との信頼関係に基づいて 「話をする」ということで、治療をおこなう。 自らが不安感をコントロールしていく認知療法なども、 最近、特に注目されています。 不安の原因を、プロの力を借りて、自分で見つめなおしたり、 上手に不安を回避する方法を身につける。 当センターは、この最後の精神療法の中に入ります。 もちろんお薬も大切な方法です。 だけど、残念ながら、お薬では、 その人のこころの奥まで入り込んで、 不安の根っこを探し出して、 からみついた「不安」や「こころの病気」の根底を、 みなさんがこの先世の中を泳いでいくときに、 とげにしないようにしていくのが、 当センターの大きな役割です。 お医者様は「お薬」を使います。 でも、当センターが使うのは。「ことばのお薬」です。 「ことばのお薬」をつかって、 皆さんのこころをほぐしていくお手伝いをします。 だけど、最後に病気と闘って勝つのは・・・みなさんなのです。 以前、、、代表が言っていました。 「ここを卒業する人にはね。背中に羽が見えるの。 すごく、大きくてきれいな羽がね。 それを羽ばたかせて、ここから、卒業していくの。 それを見るのは、寂しくもあって。 でも・・・その瞬間に、 私はこの仕事をしていて本当によかった・・・と思うの」と。 ほんの少し。 また、桜井の昔話、聞いていただけますか？ 実は、代表と桜井が出会ったのは、 もちろん、最初から代表とスタッフという形ではありませんでした。 桜井は、前に病院に通っていたというお話をしましたよね？ 薬も、お医者さんの言うとおりに飲みました。 だけど、身体とこころがついていかなかったのです。 こころは、治りたい！治りたい！そう思っているのです。 だけど、、、どうしても。 身体がついていかなかったのです。 起き上がれなくなって、「このままじゃ治らない！」 それでも必死で、インターネットを使って探していました。 そして、みつかったのが、この、横浜心理ケアセンターでした。 こんな風に、えらそーにいろいろ言ってますが。 数年前の私も、出口の見えない状態で、 同じところをぐるぐるまわっていたのです。 それから、数年たちました。 お恥ずかしいことですが、 時にはくじけそうになったり、自棄になったりしたこともあります。 それでも、最後まで出口をてらしてくれたのは、代表でした。 手を引っ張って出口の近くまで皆さんをナビゲートすることは 当センターの役割です。 だけど、代表に関わらず、 カウンセリングというものは、答えを出すのは、 以前の私でもあった、クライアントなのです。 その手助けをするのが、当センターなのです。 ・・・代表にきいてみたいことが、ありました。 「私の背中には、羽根が見えていましたか？」と。 未だに聞いていません。 代表はどう答えるでしょうか？？？（怖くて未だに聞けません（苦笑）） 今回は、「こころの病気の治し方（２）～どうしたら治りますか？～」 ということで、お話させていただきました。 また、桜井の昔話なんかをちょっと・・・交えちゃいましたが。 次回は、「こころの病気の治し方（３）～賢い患者になろう！～」 というお話をさせていただきたいと思います。 今回もお付き合い、ありがとうございました。 ではまた、次にお会いできますように♪ See you again！ 文 ： スタッフ 桜井 ともこ -- 代表カウンセラー 椎名あつ子 -- *― 椎名先生の講座・セミナーのお知らせ ――――――――――――――* | | | ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ | | ★ 1.『女性臨床心理士による、心理カウンセリング講座』を開講 ★ | | ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ | | | | 将来カウンセリングを仕事にしていきたい方を対象としたセミナーを、 | | ４月から、毎週水曜開講します。 | | | | ……………………………………………………………………………………… | | ◆開講期間：初級コース ： 4月7日(水)～ 6月23日(水) | | 中級＆上級コース： 7月7日(水)～12月22日(水) | | 第1＆第3水曜日 または 第2＆第4水曜日(月2回) | | ◆時間 ：19:00～21:00 | | ◆場所 ：横浜心理ケアセンター | | ……………………………………………………………………………………… | | | | ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ | | ★ 2.『今、だから、あえて 恋愛と結婚についてのセミナー』 ★ | | ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ | | | | 周りの人達とのより良いコミュニケーション方法、 | | ストレスとのポジティブな向き合い方などについてレクチャー致します。 | | | | ……………………………………………………………………………………… | | ◆時間 ：毎月 第2土曜日 全4回（4/10・5/8・6/12・7/10） | | ◆時間 ：18:00～19:30 | | ◆場所 ：開港記念会館 | | ……………………………………………………………………………………… | | | | ╋ 受講料・申込方法等詳しくはコチラをご覧下さい | | ⇒ http://www.shinri-care.com/semi.html | | | *―――――――――――――――――――――――――――――――――――* *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* ------------------------------------------------------------------------- ・ 編集/発行 ：椎名 あつ子（しいな あつこ） ・ ご意見・ご感想 ： atsuko@shinri-care.com ・ サイトURL ： 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