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「女性のためのこころの相談室」 第1146号
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「女性のためのこころの相談室」 第1146号
.。・・ °・ . ★ 横浜心理ケアセンター
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2014.11.07
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~~~ 声を上げる、ということ ~~~
今年、ノーベル平和賞を受賞したのは
マララ・ユスフザイさんという
パキスタン人の17歳の少女でした。
11歳の時にブログをはじめて、
タリバーンの圧力下にありながら
「女の子にも教育を、学校に通う権利を」
と訴えて世の注目を浴びました。
家族は、少女が声高にタリバーンへの疑念を
叫べば叫ぶほど、そして注目されるほど
少女の身の危険を感じ、心配な思いで
過ごしていました。
そしてとうとう、スクールバスで下校中に、
タリバーン勢力から狙撃されてしまいます。
その後、一命を取り留めた今はイギリスで
暮らしていますが、いま彼女が故郷に帰れば
再び命を狙うと、TTP(マララさんを襲った
武装勢力)は宣言をしています。
去年の夏に国連にて行われたスピーチの中で、
少女はこう言っていました。
「私には二つの選択肢しかありませんでした。
一つは、声を上げずに殺されること。
もう一つは、声を上げて殺されること。」
少女の肩書は「パキスタンの女性人権活動家」。
ですが、ジャスティン・ビーバーの歌を
聴くような普通のお年頃の女の子でもあります。
そんな少女に「声を上げる」という
意思決定をさせたもの。
それはタリバーンの恐怖政治の中、
貧困の中にあっても、子どもたちの
未来のためにと学校を経営する、
父親の背中を見ていたからかもしれませんし、
私たちが忘れてしまいがちな
「学びたい気持ち」や「勉強することへの
渇望」を持っているからとも感じます。
少女はまた、スピーチの中で
「私たちは暗闇のなかにいると、光の大切さに
気づきます。
私たちは沈黙させられると、声を上げることの
大切さに気づきます。」とも言っていました。
今年のノーベル平和賞は、世界中の女性そして
子どもたち、それから困難の中にある人にとって
とても意義深いものになったと感じました。
また、少女が闘って来たのは武装勢力という、
甚だしく大きなものですが、
例えば、私たちのように平和な国にある
日本人であっても家庭の中でのつまづきは
それぞれの方たちにとって、
大きく困難なものだと思います。
例えば、近年ご相談が増えてきた
ドメスティック・バイオレンス。
そして、暴力はともなわないけれども
心を深く傷つけるモラルハラスメント。
少女の話しからはそれてしまいますが
そういった被害に合われている方は、声を
上げる勇気さえ搾り取られている場合も
多くあります。
だけど、声を上げてほしい。
もう一人で傷つかないでほしいというのが、
当カウンセリングルームの願いです。
暗闇を照らす光を見つけていきましょう。
一歩踏み出せば、少しずつ何かが変わっていく
かもしれません。
文 : スタッフ のむら えり
代表 : 椎名 あつ子
*ー ~~~心理ケアセンターからのお知らせ~~~ ーーーーーーーーーーー*
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| ☆ワークショップ開催のお知らせ☆ |
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| このたび、2つのワークショップを定期開催することとなりました。 |
| いろいろな感情をひとりで抱え込まず、みんなで共有して |
| いこうという集まりです。 |
| ご興味のある方は、ぜひお問合せください。 |
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| ┃■┃ウーマンズトーク |
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| ウーマンズトークは、すべての女性のためのワークショップです。 |
| 日々感じていることや家族のこと、自分の将来のことなど、 |
| 自由に話し、聴き、共感の気持ちを持ったり持たれたり… |
| そんな中から、新たな発見や小さなヒントなど、 |
| 自分に対して前向きになれるような場所にしていきたいと思います。 |
| ※申し訳ございませんが、お子様のご同席はご遠慮いただいております。 |
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| 対象者 : すべての女性の皆さま |
| 開催日時 : 毎月第一金曜日午前10時半~11時半 |
| 開催場所 : 横浜心理ケアセンター |
| 参加費 : 2,160円(税込み お茶・お菓子代込み) |
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| ┃■┃大人の発達障害ワークショップ |
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| 発達障害という言葉が一般的になってきましたが、 |
| 発達障害傾向の方も含め、日常生活で困っていることや、 |
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| ご自由に話していただくワークショップです。 |
| 皆さんの体験から何かを学んだり、意識改革ができたりといった、 |
| ポジティブな方向に進んでいけるためのワークショップです。 |
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| 対象者 : 発達障害傾向をお持ちの大人の方 |
| 開催日時 : 毎月第一金曜日午後8時~9時 |
| 開催場所 : 横浜心理ケアセンター |
| 参加費 : 2,160円(税込み) |
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| 〓〓お問合せ先〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 |
| 各ワークショップについて詳細のお問合せは下記まで。 |
| 横浜心理ケアセンター |
| 横浜市中区山下町256-609 |
| TEL&FAX 045-226-9733 |
| Mail atsuko@shinri-care.com |
| ※パンフレットのご用意もありますので、 |
| ご希望の方には郵送いたします。 |
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| 横浜心理ケアセンターの代表である椎名あつ子先生が、 |
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・ 編集/発行 :椎名 あつ子(しいな あつこ)
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