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「女性のためのこころの相談室」 第1196号
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「女性のためのこころの相談室」 第1196号
.。・・ °・ . ★ 横浜心理ケアセンター
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2015.05.01
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~~~ 自分を生きる ~~~
自分のために生きている、というと
どこか身勝手な印象を持ってしまいます。
だけど、自分を大事にしない人が、
人を大事になんてできませんし、
大事な相手のために生きることなど、
ありえません。
だって、自分を粗末にして相手に仕えるのは
「隷属」でしかないからです。
また、人を大事にできるのは、
自分を大事にできているからとも
言い換えることができます。
かつて、死んだ祖母が、
底抜けに明るくて面倒見の良い姪っ子たちに
「あなたたちはどうして、そこまでやってくれるの。
嬉しいけど、なんだか悪くて。」
と言いました。
すると私かしたら叔母様たちである、
祖母の姪っ子たちは声をそろえて
「気にしないで。自分のためにやっていることだから」
「やりたくてやっていることなのよ」
と言っていました。
当時幼かった私には、その言葉の意味は
理解できませんでした。
しかしながら、いまはなんとなくその言葉の
意味が分かります。
ゲシュタルト療法というものが、心理学の世界には
あります。
ちょっと説明をするのは大変なので、割愛しますが
ゲシュタルト療法の創始者であるフリッツ・パールズが
創作した「ゲシュタルトの祈り」という詩があります。
「 『ゲシュタルトの祈り』
私は私のために生き、
あなたはあなたのために生きる。
私はあなたの期待に応えて行動するために
この世に在るのではない。
そしてあなたも、私の期待に応えて行動するために
この世に在るのではない。
もしも縁があって、私たちが出会えたのなら
それは素晴らしいこと。
出会えなくても、それもまた素晴らしいこと。 」
人の期待に応えようとしすぎると、時には
自分の心をないがしろにしてしまいます。
こうあるべきである、こうしなければいけない、
といった『すべき思考』は心を病ませてしまう
ことも多くあります。
また、精いっぱい相手に尽くして、
相手からお礼の言葉一つも、見返りがなかった場合、
相手を恨み、攻撃をしたくもなる時が
時にはあるのではないでしょうか。
そんなときは、きっと自分を生きていない時なのかも
しれません。
『ゲシュタルトの祈り』と『明るい叔母たち』。
どちらにも出会えてよかったと思うことが多いです。
「自分を生きる」が「人と共に生きる」につながっていると
感じられるから。
例えば、心を病ませてしまうもののひとつである執着心。
いろいろな原因があるとは思いますが、
自分を生きていない、
つまりは他者との距離感が
何らかの痛みがあって取りにくい、ということも
原因である場合は多いのかもしれません。
しかしながら自分ではなかなか気づきにくいもの。
カウンセリングでは、お話しを重ねる中で
皆さんの気付きを促すお手伝いをさせていただいています。
もし、心が晴れない時、何かしっくりこない時には
是非いらしてみてください。
自分に気付き、そして周囲の人の心に気付き、
よりよい一歩を踏み出される方も、これまで
たくさんいらしております。
文 : スタッフ のむら えり
代表 : 椎名 あつ子
*ー ~~~心理ケアセンターからのお知らせ~~~ ーーーーーーーーーーー*
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| ☆ワークショップ開催のお知らせ☆ |
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| このたび、2つのワークショップを定期開催することとなりました。 |
| いろいろな感情をひとりで抱え込まず、みんなで共有して |
| いこうという集まりです。 |
| ご興味のある方は、ぜひお問合せください。 |
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| ┃■┃ウーマンズトーク |
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| ウーマンズトークは、すべての女性のためのワークショップです。 |
| 日々感じていることや家族のこと、自分の将来のことなど、 |
| 自由に話し、聴き、共感の気持ちを持ったり持たれたり… |
| そんな中から、新たな発見や小さなヒントなど、 |
| 自分に対して前向きになれるような場所にしていきたいと思います。 |
| ※申し訳ございませんが、お子様のご同席はご遠慮いただいております。 |
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| 対象者 : すべての女性の皆さま |
| 開催日時 : 毎月第一金曜日午前10時半~11時半 |
| 開催場所 : 横浜心理ケアセンター |
| 参加費 : 2,160円(税込み お茶・お菓子代込み) |
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| ┃■┃大人の発達障害ワークショップ |
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| 発達障害という言葉が一般的になってきましたが、 |
| 発達障害傾向の方も含め、日常生活で困っていることや、 |
| その克服方法、将来に向けての目標など、 |
| ご自由に話していただくワークショップです。 |
| 皆さんの体験から何かを学んだり、意識改革ができたりといった、 |
| ポジティブな方向に進んでいけるためのワークショップです。 |
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| 対象者 : 発達障害傾向をお持ちの大人の方 |
| 開催日時 : 毎月第一金曜日午後8時~9時 |
| 開催場所 : 横浜心理ケアセンター |
| 参加費 : 2,160円(税込み) |
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| 〓〓お問合せ先〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 |
| 各ワークショップについて詳細のお問合せは下記まで。 |
| 横浜心理ケアセンター |
| 横浜市中区山下町256-609 |
| TEL&FAX 045-226-9733 |
| Mail atsuko@shinri-care.com |
| ※パンフレットのご用意もありますので、 |
| ご希望の方には郵送いたします。 |
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| ☆こども発達スクール☆ |
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| 未就学~小学校低学年のお子様を主な対象とした、 |
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| 発達障害という言葉が一般的になってきた今、 |
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| そういった臨床での経験を踏まえ、 |
| 少しでもお子様の、そしてご両親様のお力になれるようなお手伝いを |
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| 横浜心理ケアセンターの代表である椎名あつ子先生が、 |
| ひとりの人間として、ひとりの女性として、またカウンセラーとして、 |
| 日々の生活の中で感じた様々な出来事などを |
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| ○サイトURL :http://www.shinri-care.com/blog/ |
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・ 編集/発行 :椎名 あつ子(しいな あつこ)
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