DVやモラハラといった言葉を耳にする機会も多いと思いますが、
具体的に、どんなことなのでしょうか。
DVとは、ドメスティックバイオレンスのことで、
夫婦間での暴力のことを意味します。
これには、広い意味では、恋人同士や
家族(親子、きょうだい、親戚など)の中での暴力も含まれます。
殴る、蹴る、叩くなどの身体的暴力はもちろんですが、
無視をしたり、脅したり、目の前で子どもや老人、ペットなどの弱者を虐待するなどの
精神的な暴力も含みます。
また、生活費を渡さない、仕事をさせない、
他の家族や友人と連絡を取らせない、
セックスを強要するなどの行為が継続する場合も、DVとなります。
モラハラとは、モラルハラスメントのことで、
精神的な暴力を意味します。
結婚前は優しかったのに、結婚したら嫌味を言われたり、
「お前のせいで」と言われることが多くなったり、
無視をされたりといった、
相手の精神面に、言葉や態度で攻撃をしてきます。
被害者は、「私が悪かったのかもしれない」、
「私が我慢をすれば良いんだ」、
「私しか、分かってあげられる人はいない」と
思ってしまいがちの人が多く、
つまり、マインドコントロールされてしまうということも、
モラハラの大きな特徴のひとつです。
DVやモラハラについては、男性が加害者・女性が被害者と思われがちですが、
最近では、女性が加害者となるケースも多く見受けられます。
また、DVやモラハラの被害にあっている、
または、自分自身が加害者となっている場合、
身体的な暴力以外では、なかなか気付きにくいことが現状です。
当センターでは、夫婦カウンセリングなどで双方の意見を聞き、
DVやモラハラにいたる本当の原因を探り、
メンタルサポートを行いながら、関係性の改善をはかります。
また、被害があまりに深刻な場合は、
心のケアをさせていただくとともに、
公的機関や弁護士の介入をアドバイスさせていただくことも可能です。
逃れられないループにはまり、相手の顔色をうかがいながらの毎日は、
言葉では言い表せないつらさがあると思います。
特にDVの場合は、殴られる、蹴られるなどの身体で感じる苦痛が伴い、
つらいものです。
「本当は優しい人なのに」
「私が悪いから、相手がこうなってしまっている」
被害者の方はこのように考えてしまいがちで、
その思考や言動で、相手を許してしまうことで、
相手を依存させてしまっているケースが非常に目立ちます。
まず、その依存状態を断ち切る方法を、一緒に考えましょう。
逃げ出したいのであれば、法的措置の検討もお手伝いいたします。
あなたには、絶対的なケアが必要です。
私たちは、あなたを守るお手伝いをします。
分かってはいるけれど、ついカッとして殴ってしまう。
無意識に言った言葉を、後から考えてみると、
いつも嫌な言い方で相手を傷付けてしまっているような気がする。
ではなぜ、分かっているのにやってしまうのか。
その原因について、探っていく必要があると思います。
あなたにも、本来、優しさや思いやりの心はあったはずなのに、
それが何かによって崩されてしまったため、
相手に対して、DVやモラハラせずにはいられないのです。
カウンセリングでは「あなたが悪い」というスタンスではなく、
そうなってしまった原因を一緒に見つめて、直していきます。
突発的な感情が抑えられない場合などは、
医療機関のご紹介もできますので、
あなたは安心して変わっていくことができます。
人から必要とされる人間に、もう一度、戻ってみませんか。