2026年01月28日
今ある家族の形
母の卒寿のお祝いをしました。
最近の母は
死の恐怖を毎回、口にします。
愛する父、私、そして私の子供、ひ孫との楽しい時間を考えると
会えなくなることが、
不安で心配で苦しくて
生きること
そして
いつか来るその日の事が
怖くてしかたがないのです。
それでも、今日は
中華料理を完食して赤ワイン🍷を飲んで、ひ孫を囲んでたくさん笑っていました。
そんな、母をみながら
100歳まで頑張ろう。と
紹興酒を飲みながら励ます父。
かわいい両親です。
私にとっては両親との関係は
いい思い出だけではなかったけれど
いま、こうしてみんなで集まって
お祝いができること、
それは、当たり前ではない
瞬間であると
あらためて考えさせられた日でもありました。
家族って、やはり、すべての原点だと。
過去を過去として
いまある、みんなの笑顔が
私の生きる力になっていると
心から感謝したいと思います。
お母さん、ありがとう。
2026年01月14日
久米宏さんの訃報に触れて
――「語りかける声」が心に残すもの――
久米宏さんが亡くなられたという知らせに、胸が静かに揺れた方も多いのではないでしょうか。
長い時間、テレビやラジオを通して私たちの生活のそばにあった声は、
いつの間にか「当たり前の存在」になっていたように感じます。
私も、当時、久米さんの番組を通してニュースが身近な物になったことを想い出しました。
その存在を失ったとき、人は初めて、
どれほど心に影響を受けていたかに気づくことがあるのだと考えさせられました。
久米さんの語りには、情報を伝える以上のものがあったように感じます。
鋭さの中にユーモアがあり、距離を保ちながらも、どこか人間らしい温度がありました。
それは、正解を押しつける声ではなく、「あなたはどう感じますか」と問いかけてくるような声だったのかもしれません。
カウンセリングの場でも、私たちは「何を言うか」以上に、
「どのように語りかけるか」を大切にします。
人は、言葉の内容だけでなく、声の調子、間の取り方、そこに込められた姿勢を感じ取っています。
久米さんの語りが多くの人の記憶に残っているのは、
そうした“人としての在り方”が、無意識のうちに伝わっていたからなのだとあらためて感じました。
私たちは訃報に触れたとき悲しみや寂しさだけではなく
「自分はこの人から何を受け取っていたのだろう」
「どんな時間を共にしてきたのだろう」
と振り返ることは、心にとって自然で大切なプロセスだと思います。
大切な存在を失うとき、人はすぐに前向きには当然なれない物だと思います。
思い出し、立ち止まり、静かに感じる時間そのものが、心を整える助けになります。
時にその人を思い出して、
苦しくなったり、
後悔したり、
嫌なことを想い出したり、
その当時の時間が決してなつかしく、美しい思い出ではない場合もあると思います。
それでもその人が自分に与えた影響を感じると共に
亡くなられたその方自身の精一杯の生き方を
理解して、受け止めたときにその人の心根が自分の中に深く刻まれることとなるように感じました。
カウンセリングの中でも沢山の「尊い死」の喪失と向き合うことがありました。
そしてその避けては通れない心の様々な葛藤をどうやって自分の中で消化していけばいいのかを
あらためて考えさせられた時間でもありました。
久米宏さんが残してくれた“語りかける姿勢”は、今も多くの人の心の中で生き続けているように思います。
心よりご冥福をお祈りいたします。
2026年01月06日
2026年の始まりに
2026年の始まりの日となりました。
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、沢山の方にお世話になりました。心より御礼申し上げます。
本年も、お一人おひとりの思いや歩みに丁寧に寄り添い、安心してお話しいただける場であり続けられるよう、研鑽を重ねてまいります。
小さな変化や迷いも大切に受けとめながら、
必要な支えを共に考えていけましたら幸いです。
時の流れの中
人の価値観や、考え方、
例えば夫婦の形や、子供との関係、
社会との繋がり方、仕事の目的、人生の目的
自由の意味、人生観など
時代と共に人の気持ちは大きく変わっていく物だと
最近特に感じています。
それでも変わらない物があるとしたら
それは私たちの中に
誰にも見えないかもしれないけれど
一人1人が守りたい「心」があるということです。
その「心」の奥深いところで
感じていること
伝えたいこと
言葉が見つからないけれど
確かに存在しているその何かについて
表現できる場所でありたいと思っております。
今年も皆様と共に
「自分らしく、自分を裏切らない気持ち」
を大切に
温かく、優しく、穏やかな時間が少しでも多くあることを目指して
小さな喜びを積み重ねて過ごしていきたいと
心から思っております。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さまにとって、穏やかで実りある一年となりますようお祈り申し上げます。
2025年12月25日
2025年の終わりに
もうすぐで今年も終わろうとしています。
ここ、横浜心理ケアセンターは
12月28日から1月5日までお休みとなります。
1月6日(火)からが始まりとなります。
今年も沢山の方にお世話になりました。
来年はここも26年目を迎えます。
時の流れの中、
人の価値観や、考え方、
例えば夫婦の形や、子供との関係、社会との繋がり方、仕事の目的、
人生の目的、自由の意味、人生観など
時代と共に人の気持ちは大きく変わっていく物だと
最近特に感じています。
それでも、変わらない物があるとしたら
それは私たちの中に誰にも見えないけれど
1人1人が守りたい心があるということです。
その心の奥深いところで
感じていること、伝えたいこと、言葉が見つからないけど
確かに存在しているその何かについて
表現できる場所でありたいと思っております。
沢山の方に感謝しきれないほどの時間がありました。
本当にありがとうございます。
来年も、どうぞよろしくお願い致します。
Happy Merry Christmas!
and
have a happy new year!
2025年12月08日
不完全な所から生れること
あっという間に12月になりました。
今年も、あと3週間ほどだということに少しざわざわしています。
まだ、やることは沢山ありますが
今年を少しずつ振り返っています。
今年はここ横浜心理ケアセンターは25周年の年でした。
そんな中
インスタグラムの乗っ取りにあったり
突然、いろんな物が壊れたり
大切な友達の大病を知ったり
両親の体調不信だったり
家族全体の問題が起きたり
そのたびに一喜一憂したりして私にとっては落ち着く暇がない年でした。
仕事でも、私生活でも
私自身、完全ではない人間として
他者と複雑に向き合うことを求められた気がしています。
今まで必死に仕事をしながらも必死に生きてきたつもりではありますが
他者との関わりの重さの苦しみとの狭間の中で
それでも喜びや達成感を感じながら過ごしていました。
今反省を含めて考えている事は
「伝わらなかったこと」は
「届かなかったこと」ではないと信じたいと思っています。
それは傲慢に聞こえる場合もあるかもしれませんが
いつか、
あの時、心から話したことがいつかちゃんと届きます様に。
そんな事を考えながら、祈っています。
先日、ここを訪れてくれた高校生の女の子が
別れる時に「握手してもらえますか」
といったときに私は握手をしながらも
思わずその子を抱きしめました。
その子の今までの孤独と苦しみを受け止めたいと思いました。
「だいじょうぶだから」
いつか、この日の身体全体のふれあいが
彼女の中に絶望からの救いの一歩として思い出として残ることを祈りながら。
毎日が過ぎていく中で
こんな時間が私にとっても大切な癒やしでもありました。
私の存在を彼女は私にあらためて教えてくれたのでした。
不完全な所から生れる何かには大きな希望があるのだということ。
生きているということは
お互いに誰かに支えられて生きているのだと。
温かな時間でした。
プロフィール
2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。
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