2017年03月アーカイブ
2017年03月30日
離婚におけるさまざまな問題について ~お金のトラブルについて ①婚姻費用について~
ご夫婦の相談で、できれば修復をしたいが
どうしても改善が難しい場合は
離婚も致し方ないと考えている、その前に、
まずは、二人でカウンセリングを受けてみようと
夫婦でいらっしゃる方が非常に増えてきています。
年代で言うと、30代、40代の方々が
半数以上をしめている状況です。
また、50代もご主人の定年間近では多くなっています。
修復であっても
離婚を決意している場合でも
まず、別居をしてみるケースも多く見られます。
その場合、「婚姻費用」という
この言葉の意味を知っていただきたいと思います。
婚姻費用とは、別居中のお互いの生活費のことで、
別居中のご夫婦の間で
子どもを連れて別居している方へ、
又は、働いていない方へ、
生活を維持していくために
必要なお金を支払うという意味であり、
義務でもあります。
婚姻費用は、基本的には、
支払う側の年収と
受け取る側の年収、
それと、子どもの数(未成年の子どもの数)などで、
「婚姻費用算定表」で決まってくるものでもあります。
婚姻費用は、
慰謝料とは全く異なり、
たとえば、
母親が子どもを引き取って行く場合に、
たとえ母親側に別居にいたる原因(不倫、ギャンブルなど)がある場合でも
子どもの養育に必要な費用として
みなされる場合もあります。
離婚が決まっていない場合でも、
まず別居を始める前には
婚姻費用を調停で申し立てをすることが
必要な場合も多いようです。
ここ横浜心理ケアセンターでは
修復を考えながらも
いざ離婚をする場合のさまざまな問題を
法律のプロである弁護士の先生に
カウンセラーが同席しながら
安心して聞いていくことができる
システムがあります。
いきなり弁護士事務所に行って相談するにも
何をどうやって話せばいいのかわからないという方、
まだ離婚も決まっていないのに
弁護士に相談する意味があるのかという方、
弁護士料は高くて払えないのでは?など
たくさんの不安を抱えている方々にとっても
聞きにくい事も
カウンセラーがその方に代わって弁護士の先生に
聞いていきますので、
緊張することなく
安心して法律について
知ることができます。
(1回のみ弁護士料は無料)
一度、離婚について少しでも考えていらっしゃる方は、
来てみてはいかがですか。
2017年03月14日
子どものカウンセリングについて
ここ何年かは、
ドコモのポータルサイトの
インタビュー記事の影響も
プラスされて
お子さんのカウンセリングを
ご予約される親御さんが
増えてきております。
幼稚園、保育園~小学校の
小さなお子さんのカウンセリングに
意味があるのか、
という質問が時々ありますが、
たしかに自分の気持ちを
ことばにすることが
難しい年齢ではありますが、
小さいお子さんだからこそ
ご両親の前では見せない素直な表現で
たくさんのことを
無邪気に話してくれたりするのも
事実です。
また、ここ心理ケアセンターでは、
自分のことばで表現することが難しい場合では、
オーラソーマというカラーセラピーを用いたりして
その子の本来持っている感覚や
マイナス面を分析したり
しております。
オーラソーマは、
100本以上のきれいなカラーボトルの中から
気になるボトルを選ぶことから始めて、
そのボトルを選んだ理由などを
聞いていきながら、
その子の心の中の問題へと
話を誘導していったりします。
また、アートセラピーも行っており、
たくさんのパステルの中から
今の自分の気持ちの色を選んで画用紙に
イメージの形を描いてもらったりなど、
その子に合った方法で
その子どもの心の中に
近づくことを意識しております。
次に、どんな問題でお子様のカウンセリングを
受けたいと希望される方がいらっしゃるかについて
箇条書きで書かせていただきます。
① 生活習慣について
(食事、睡眠、排せつ、癖)
② ことばについて
(吃音、ことばの遅れ)
③ 集団生活について
(落ち着きがない、攻撃的、反抗、いじめ、盗み、虚言など)
④ 学校、幼稚園などの生活について
(話したがらない、怖がる、自閉的、動作が遅い、
執着、孤立したがる、ルールが守れない)
⑤ 身体の症状について
(吐く、チック、手洗いが止まらない、多動、
歩けなくなった、倒れてしまう)
など、さまざまな問題で
お子さんのカウンセリングだけでなく、
親御さんのカウンセリング、
また親子でのプレイセラピーなどを
されている方もいらっしゃいます。
お子様の問題は、
昔と違って
成長とともに解決すると考えるよりは
早めの対応で
大きく変化していくものと
考えております。
ご興味のある方は、
まずご連絡をお待ちしております。
よろしくお願い致します。
2017年03月07日
ビッグヒストリー
昔、高校生の頃
興味を持っていたことがいくつかありました。
人間、宇宙、宗教、哲学、そして芸術。
そのさまざまなことは、ばらばらのようで
いつも私の中でなんとなくつながっていました。
でも、あの頃は、それが今の、
つまり、人の心の問題を分析する仕事に就くことになるとは
考えてもみませんでした。
昨年の11月に明石書店から出版された本がとても興味深く、
すぐに読んでみました。
「われわれはどこから来て、どこへ行くのか」
「人間とは何か」
昔々私が興味を持っていたことの数々の答えが
そこにはある気がしました。
ビッグバン、宇宙、生命、進化など、
138億年前に起こったとされるビッグバンからの歴史…
地球が生まれた意味とはなど、
とても奥深い本でした。
「ビッグヒストリー」
[著]デヴィッド・クリスチャン
シンシア・ストークス・ブラウン
クレイグ・ベンジャミン
明石書店
この本の中にあった文章を引用させて頂きます。
「現在の宇宙が誕生する以前に存在していたものについては、
依然としてわかっていない。
証拠が全くない以上、
宇宙が誕生した瞬間についての科学的なことは何も言えないのだ。
実のところ、時間そのものもビッグバンの瞬間に、
空間や物質、エネルギーと共に作られた可能性があるため、
「以前」という考えそのものに意味がないのかもしれない。」
これには、ある意味ショックを受けました。
つまり、全ての始まりと言われているビッグバンの
そのまた前は何であったのかは
誰もわからないということ。
「わからない」というこの言葉に
私はなぜか大きな感動のようなものを感じました。
「わからない」のに、でも私はここにいて、
ここに生きていて、そしてみんなもここにいる。
みんなも存在している。
人の生も、人の死も、人の心も、これから…も、
はじまりがわからないのだから、
これからもわからないのでしょう。
でも確かなことは、
広い宇宙の中の地球という星の中で、
私も、あなたも、みんなみんな、
今は生きているということ。
わからないことだらけの人生で、
わからないことだらけの社会だけど、
それがあたりまえで、それでいいのだと。
なぜか、とても安心しました。
そして、とても楽になりました。
そして、ひとつ今、わかったことがあります。
それは、この本に私が出会ったということ。
そんな小さな事実で、
今日は、とても幸せだと思えたのでした。
プロフィール
2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。
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