2017年02月アーカイブ
2017年02月28日
小さな春2
沈丁花の花が咲きました。
先週まで
ほんの少しだったのが
今日の朝は
すべてのつぼみが
仲良くみんな咲いていました。
ベランダから部屋に入ってくる
優しく甘い香りに、
思わず、花飾りにしたくなりました。
この沈丁花も
きっと今週で終わりです。
本当の春が来る前に
終わってしまう花なのです。
春がもうすぐよ。と教えてくれて
去って行く花なのです。
なんて奥ゆかしい花なのでしょう。
それでも、また、
来年の今頃
私に春の訪れを
誰よりも早く
教えてくれることでしょう。
この花は、私に
謙虚さと優しさを
教えてくれました。
かわいいあなた。
ありがとう。
2017年02月23日
小さな春
昨日は、本当に寒い日でした。
コートを羽織っていても
体の奥からじんじんと
冷える感覚があり
まだまだこの寒さを
耐えなくてはいけないのだと
嫌な気持ちで帰宅しました。
家に戻って
少し温まり
ベランダの窓をあけて
ふと、植木を眺めたら
そこにはかわいらしい
小さな春がいました。
沈丁花の木に
ささやかなお花が
咲いていたのです。
鼻を近づけてみたら
うーん、これこそ、
沈丁花の甘い香り。
どんな時も、どんな事があっても、
憂鬱な冬の時期が
まだまだ続いているようでも
確実に春は
訪れはじめています。
春には、きっと、もう少し
気分は晴れるのかな。
来週には、
窓を開けたら
優しい香りが
私を迎えてくれる、
そんな予感の
小さな楽しみができました。
2017年02月21日
若い女性たちへ
先日、休みの日に
駅ビルの中にあるレストランで
お昼ご飯を食べていた時のこと。
おそらく会社の同僚であろう
たくさんの若い女性たちが
カウンターで楽しそうに
食事をしていました。
私は一人で、
その中にいたわけですが
隣の二人の女性(たぶん27~28歳頃)
の会話が聞こえてきていました。
一人の女性がもう一人の同僚に
相談している様子でした。
彼女は、2年つきあっている彼氏がいて、
いつも当たり前におごってくれて、
プレゼントもマメで、
デートも必ず彼女の行きたいところに
連れていってくれる優しい彼のようで、
ニコニコしながら話していたのです。
私も、きっと幸せいっぱいなんだろうなと、
若い二人の話を
少しうらやましく感じながらも
なんとなく聞いていたのです。
ところが・・・
聞いているうちに、
え!?なぜ?と思う発言へと
変化していることに気づきました。
「だけどさ、なんか結婚相手じゃないのよね。
30歳までに結婚して
子どもを産んでおきたいと思うと
今年か来年には
結婚しないとだめじゃない?
あせるんだよね・・・」
「優しい彼なんだけど、
いまいち、優しいだけで、尊敬できないし、
将来を考えると安定している仕事じゃないから、
生活に追われてしまう気がするんだよね。
私、あくせく働きたくないし。
でも今は楽しいからいいんだけど
時間はどんどん過ぎていくし・・・
他の人とも出会えないし、
今の彼と別れたいわけでもないしさ・・・」
もう一人の女性は
「うん、わかるわかる。
結婚したいわけじゃないんだけど、
働いて年をとっていくのもいやだよね。」
と共感していました。
私のところへも
たくさんの若い女性が
恋愛や結婚で相談に来ていますが、
今の若い人たちの「生の声」を
聞いた気がしたのでした。
私が若い頃は、
仕事は腰かけで
結婚するまでの一時的な物として
企業側も考えていた時代で、
この二人の会話はよくわかるのですが、
働く女性が増え
女性も社会に進出し、
男性と変わらない優秀な女性が
たくさんいて、
時代は変わったと思っていたのですが
やはり、今も昔も、
女性は、男性にちゃんと働いてもらって
安定している中で
結婚をして出産をして、
そして時々働いていくことを
望んでいるのかなと思ったのでした。
そしてやはり、
みんなが30歳までの結婚、出産を
しないといけないと
焦っているんだなと痛感したのでした。
そして私も昔は
彼女たちのように
悩んだり焦ったりした時代を
過ごしてきて
結婚をし、出産をし、
今も仕事をしている立場ですが、
昔と違って
女性が自由であることも
認められてきましたし、
女性がいきいきとして
いつまでも輝くことを
評価される時代でもありますし、
出産年齢も上がっていますし、
若い美しい女性たち!
焦らずに、もっと毎日を楽しんで、
学ぶことを大切にして、
もっと広い世界を探しましょう!と
伝えたい気持ちと
応援したい気持ちになりました。
そしてもう一つ、
若い男性たち、
美しく輝く女性を
いつまでも変わらず
そのままでいさせていける
包容力を持ってくださいね!
・・・これは
私の希望でもありますが。
楽しく、勉強になった
Lunch timeでした。
2017年02月14日
夜空
先週末は、美しい満月でした。
体の奥から冷えるような寒さでしたが
ブランケットをはおって
ベランダに出て
久しぶりに冬の夜空を眺めました。
澄んだ空には
オリオン座もはっきりと見えて
なんとなく、神秘的な夜でした。
この日に、私が、
こんなにも落ち着いて
ゆったりとした気分で
はてしない宇宙の世界を感じることができたのにも
理由があります。
今年、出版される予定(初夏の頃だと思います)の
本の原稿が一応、終わったのです。
出版会社に原稿をお渡しして、
あとは、出版者の方にお任せの状態となりました。
タイトルはまだ、お伝えできませんが、
カウンセラーとして20年ほどの歳月の中での
様々なクライアントさまとの時間、
そしてカウンセリングルームという空間での
おびただしいドラマを
私なりのことばにしてみました。
それは詩であったり、エッセイであったり、
そして心理について論理的にも
書かせていただいたりしました。
本の中身は、
恋愛であったり、夫婦であったりで、
男と女の愛についてや
親子の愛だったりで
つまり「愛」についてとなりました。
傷ついた愛
悲しみと絶望の中で終わる愛
犠牲愛
モラルハラスメントやDVを受けてしまった愛
知らない間に与えてしまった愛
それでも、もう一度やり直す決断をした愛
そして、やはり、終わりにした愛
様々な男と女のドラマを
私なりの形としました。
何度も、私自身、本を書いている中、
たくさんの挫折感も感じましたし、
1人の葛藤の時間は孤独でありましたし、
それゆえの嘆きも感じました。
これこそ産みの苦しみなのだと意識しつつも、
新しい本の誕生には
希望と不安がいつもありました。
そんな月日の中で
クライアントさんに
助けられたこともたくさんありました。
夫婦のカウンセリングに来て下さったお二人が、
もう一度やり直そうと必死になっている姿には
大きな希望という光を
改めて感じさせていただくことがありました。
果てしない夜空の星の数々から見ると
私たちはとても小さな存在で、
とてもささいなことで
悩んでいたり
不安がったりしているのでしょうけど、
私たちは、
現実の中で一生懸命
生きているのです。
私、カウンセラーも、
来て下さっているクライアント様たちも、
みんなみんな
当たり前に夜空を見上げて
泣いたり、感動したり、するのです。
先週末の満月も、
みんなに同じ輝きを
与えてくれていたのです。
ありがたいと本当に心から
感じました。
これからも
このカウンセリングルームで
同じ夜空を見上げる気持ちで
少しでも共感、理解できるカウンセリングを
することができれば、
と思っております。
節分が過ぎ、
昔では、新しい年の始まりでもあります。
いい年にしましょう。
今年も・・・そしてこれからも。
2017年02月07日
サイト掲載のお知らせ
先日、ドコモのポータルサイト「ママテナ」に
私の新しいインタビュー記事が掲載されました。
我が子を「脅してしまう」親の心についてです。
「子どもを脅してしまう、その心理とは?」
http://mama.bibeaute.com/article/51322/
「子どもに脅し文句を使ってしまう…なぜダメ?」
http://mama.bibeaute.com/article/51329/
「子どもを脅して育てないための心得とは?」
http://mama.bibeaute.com/article/51333/
ドコモ以外のスマートフォン・PCでも
ご覧になっていただけるので、
よろしければ、ご覧ください。
よろしくお願い致します。
プロフィール
2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。
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