2014年12月アーカイブ
2014年12月29日
みなさまへ 今年の終わりに。
今年が終わろうとしています。
今年は私の人生において、
哲学的な年でした。
人の罪悪とは何か
人の裏切りとは何か
人の優しさとは何か
あきらめるとは何か
許すとは何か。
出会いの意味とは何か
続けるとは何か
愛とは何か。
そして生きるとは何か。
たくさん、たくさんの
課題を与えられました。
ある時は、久しぶりに
海の中の暗い世界を
さまようかのように
落ち込み、
そしてその後、
トンネルからやっと
抜け出した世界に
湖と月の光のような
静かな穏やかな世界が
見えたりしました。
切ない思いの後に
たしかにたしかに
偽りのない優しさと
そして力強い
信頼のある助けがあり、
私は一人残された
夜の砂漠の中で、
月の光と、
おびただしい星の光に
導かれたかのような
安心という世界を
感じることが出来ました。
それは今までに
経験したことのない、
静かな美しい世界でした。
私に時に月の光となり
たくさんの星の光となって
今でも導いてくださっている
人たちへの感謝を心から
伝えたいと思います。
私は来年は美しい気持ちを
意識して生きたいと
思っています。
本当に、今年一年
ありがとうございました。
来年もどうぞよろしく
お願い致します。
謝。
2014年12月16日
光
心にさざ波がたったり、
津波が来たり、
人の心は自分でも
コントロールできない
時がある。
人はそれぞれの 状態や環境や立場で、
自分のキャパシティを 越えると、
相手のことに 思いを寄せることが
出来なくなることが
本当によくある。
エーリッヒ・フロムは言った、
愛は技術である。と。
相手を知り、自分を知り、
言葉を選ぶ、伝え方も考える、
接し方、触れ合い方を学ぶ。
努力によって成長した技術は
必ず、一つの形となって
存在し続ける。
それは男女、親子、親友、
広い広い意味での愛は
それぞれの人の心の中の
魂として、消えることのない、
静かに灯る炎のように、
生き続ける。
美しすぎる街の
クリスマスの
きらめく程の
道化師のような
光の中で、
そんな雑踏の
世界の中で、
それでも心から
身体を投げ出せば、
逢えるような気がした。
本当の何かに。
2014年12月06日
孤独
最近、孤独について
考えたりしている。
夫婦の相談、恋愛の相談、
子供の接し方の悩みや、心の病気を
どう理解してもらうかなどの
さまざまな悩みのカウセリングを
している毎日の中で
みんなが、どうしてこうも
孤独なのかと思い、
たくさんの孤独についての
本を読んだりしてみた。
最近は、人と人とが繋がる
ということが濃すぎても
うっとうしい。
でも、全く孤独でいることも辛くて、
気軽な気持ちでメールやラインで
知らない人や友達と交流する、
つまり、孤独からのエスケープ、
そうしている人がほとんどなのだと思う。
みんな自分が見捨てられて
いない気持ちになりたいのだとも思う。
でも、本当の心の中は、
誰にもいえなくて
辛いけど、黙っているとか
恐いけれど、自然なふりをするとか、
嫌われたくないから、
優しくしてみるとか、
そんな表面的な行動をとることに
慣れてしまってきた、私たち。
だけど恋人から離れていった
あの人も…
突然家を出たあの人も…
気づいたら誰にも相談しないで
引っ越したあの人も、
色んな人がいるけれど
みんな孤独の中で、
自分で決めて、答えを出して
行動したのだとも思う。
孤独な人は、不安で淋しい人だと
軽蔑されることが多いけれど、
孤独の中で何かを見出した
人たちなのかもと
思ったりしている。
たくさん読んだ本の一冊に
イエス・キリストも
信じていた人たちに、
裏切られて、はりつけになった
けれど、イエスはそれも
十分わかっていたんだと
いうこと。
つまり、人はどんな人でも
裏切るという罪を背負って
生まれて来ているから、
それを知ると孤独ではなく、
許し、悟るということが
できるようになるのかも
しれないと思う。
私も時々、一人の時間が
果てしなく絶望に近く
思えたりすることがあり、
将来歳を取って一人になることが
恐怖以外の何物でもなくなる
時がある。
だけど孤独は人に
反省や、感謝や、将来についてや、
生き方を見つめて、
考える大切なこととして、
与えられた時間なのだと
考えようと思っている。
孤独な時間もあるけれど
だけどきっと大きくて深い愛も、
私たちは平等に、どこかに
与えられているのだと思う。
それを気づくかどうかは、
個々の見えないものを信じる力。
やはり私は神はいると
心から思った。
プロフィール
2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。
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