2022年11月アーカイブ

2022年11月08日

毒親 親子関係の悩み

最近のNHKあさイチで
「毒親」「毒親との親子関係の悩み」について
長い時間、放送されていました。

ここ横浜心理ケアセンターにも
こういったことでの相談は数多くありますが、
この番組を見ていて改めて
毒親との関係で悩んでいる人が多いのだと痛感しました。

今回はタイムリーな時なので
毒親について少し書かせていただきます。

まず、毒親とは
過干渉、過保護、支配、強制的、暴力的、ネグレクトなど
こどもの成長において悪影響を与えており
子どもの人生を脅かす子育てをする親という意味で
アメリカのスーザン・フォワードが
自分の本の中で作った言葉です。

毒親に育てられた子は
親になってからも
そのまたその子どもへと
連鎖してしまう可能性があり、
負の世代連鎖の大きな問題として
心理の世界では考えられています。

まずは、自分の育った環境がどうであったのかを知るための
チェックリストを書きましたので参考にしてみて下さい。

1.甘やかされて育った
2.親の言いなりだった
3. 無視されたり、返事をしてくれなかったり
  放っておかれたことが多い
4.親から暴力、暴言を受けた
5.困ったことや悩みは親がほとんど先に解決してくれた
6.親から過度に期待され、それがプレッシャーだった
7.会話がなかった
8.存在否定をよくされた
9.親と子どもが逆転していた
10.家族の中に絶対的な独占者がいた
11. 愛のない冷たい家族だった
12. 家族間で暴力やいじめがあった
13. 自分に自信がない
14. 自分は何をやってもダメな人間だと思う
15.自分は愛されたり生きている資格がない
16. 自分の存在価値が分からない
17. 自分に合わせてもらえないと嫌である
18. 他人に対して支配的である
19. 心を開ける人がいない
20. 怖いと感じる人が多い

このチェックリストでほとんど当てはまると
感じた人は毒親家庭で育ってしまっています。
そして、そういった人の特徴として以下のことがあります。

・人や物などに依存しやすい
・人の顔色を窺いやすく、その場その場でいい人を演じてしまう
・自分から行動ができず、人からの指示やアドバイスに動かされやすい
・過度に尽くす恋愛をするわりには、相手から見捨てられる
・いつも罪悪感を感じている
・期待に応えようとするため、無理をしがちで体調をこわす
・気を遣っているわりに失礼なことを度々してしまう
・人から呆れられることがよくある
・ダメな人を選んでしまう
・恋愛や結婚相手についつい自分の意見を言えず
 対等な関係を築けない
・人を信じることより疑ってしまう
・人を愛することができない

など

毒親に育てられてしまった人達は
苦しく、悲しい子ども時代を経験しています。

そしてまた、大人になっても生きづらい環境や
生活の中で苦しんでいる人が数多くいらっしゃいます。

毒親で悩んでいらっしゃる人がいたら
NHKの番組でも言っていましたが、
まず親との距離をとって自立をしてみて下さい。

自立の仕方、タイミングなど
その人の状況によって様々ですが、
逃げることは解放でもあります。

最後に1つ。
今までの私の経験からお伝えしたいと思います。

たとえ毒親に育てられたとしても
連鎖することばかりではなく、
今までのつらい人生の反面教師となり
素敵なお母さんに、お父さんになって
いい子育てをしているご夫婦もたくさんいらっしゃいます。

その人たちは、やはり何年も自分と向き合い
悩み、考え、勉強し、過去の時代のせいだけにせず
前向きに生きる努力と
人への感謝を忘れない人達であるように思います。

人はいつからでも
やり直すことのできる
力を持っていると思います。
人は誰でも幸せになるために生れてきたのですから
自分の人生を大切にして生きていけたらと思います。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

投稿者 椎名 あつ子 : 14:22 

2022年11月01日

Modern Love Tokyo ~さまざまな愛の形~

最近気になっていたドラマを観ました。

「ニューヨークタイムズ紙に掲載されたコラムを基に、
愛にまつわる物語を描いたAmazon Original <モダンラブ>。
アメリカで制作され世界中で大きな話題を呼んだ同作が
舞台を東京に移して新たな物語を紡ぐ」
と紹介されている作品です。

6つの実写作品の中で、二番目の
「私が既婚者と寝て学んだこと」という物語が
私のカウンセリングルームの現場で
クライアント様から相談を受ける
夫婦のセックスレス問題についてと重なり、
考えさせられました。

大学の教員として働く主人公の加奈は
フリーライターの夫と離婚しますが、
マッチングアプリで
その場限りの関係を結ぶ人と出会っていくにつれて
いつの間にか自分の本来のありのままの愛の形を知っていく…
そんな物語ですが、
その中で主人公が言うセリフがまさに、
たくさんのクライアント様の現場の叫びでした。

「心が離れたからセックスレスになったのか、
セックスレスになったから心が離れたのか?」

そしてまたその主人公は
「今は愛のないセックスが私のリハビリになっているの」
と言い放ったのでした。

セックスレスになったことが、
夫婦やカップルのお互いの問題である場合は
片方だけが責められることでもなく
片方だけが罪悪感を持つことでもないと思いますが、
夫婦の場合、
片方がセックスを求めていても、
片方が拒否をし続けている場合などは
離婚訴訟など法的な形へと進む場合も少なくありません。

といって、夫婦だからという理由で
片方が強制的に求める場合は、
暴力として捉えられたりも当然していきます。

セックスの問題は本当に日々さまざまな形があります。

愛のあるSex
愛のないSex
妊活のためのSex
条件としてのSex…etc.

まさにこれこそがModern Loveで
現代の問題であるとつくづく考えさせられた時間でした。

投稿者 椎名 あつ子 : 14:43 

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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