2016年10月アーカイブ

2016年10月18日

秋の味

秋1  秋2

サンマパーティに行きました。

七輪で、焦がさないようにゆっくりと焼くのは、
忍耐力が必要となります。

焼く人の性格で、サンマは変わるのだと今回知りました。

生きのいいサンマは
綺麗な銀色で、キラキラしています。

新鮮な魚を七輪でじっくりと、焼くわけですから、
美味しいわけです。

秋を存分に楽しみました。

秋の空を見ながら、
ワイワイとみんなで集まってサンマを食べるのは
なかなか、貴重な体験でした。

帰ってからも
サンマ臭を感じて
自分もサンマになった気分でした。

投稿者 椎名 あつ子 : 13:17 

2016年10月11日

京都

京都001 京都002 京都003

京都に行ってきました。
最近は、
年2回、秋と春と行くのですが、
今回も夏の終わりの雰囲気を
川床でひたるために行ってきました。

着いた日と次の日のランチに
京都の食を味わうことも
私の大切な時間です。

今回は、若い板前さんのお店と
修行歴の長い板前さんのお店の
2か所で食べ比べてきました。

若さには、エネルギーと
一生懸命さと演技力がありました。
料理は京都らしくもある中に
創作があり、
それはまさにアートでした。
フランス人が喜びそうな
作品でした。

次の日の
修行歴の長い板前さんは、
どんとかまえている中に
ゆとりを感じましたし、
また、会話の中に重みがありました。
彼の料理は、京都の根源そのものでした。

2つを食べ比べて、
そして感じたこと。

京都は若さと歴史が混ざり合った
美しい街で
私の大好きなパリに
そこが似ていること、でした。

そして、
料理に関しては、
創作料理よりも、
正しく、美しく、きれいで、
上品な京都の形が好きだと
思ったこと、でした。

これは私の年齢なのかもしれません。

毎回、京都はうるおしく、
深い優雅さの中での美しさを感じています。

若いエネルギーを大切にしながらも、
媚びることのない歴史のある生き方こそ、
今、私に教えられた時間だと
思えました。

来年は桜の咲き始めの頃に行きます。
満開ではなく
これから咲き始める桜は、
決してはかない美しさではなく、
少女が大人になる時の姿のような
初々しさがあり
かわいげで好きです。

私にとっての京都は
昔の時代に
自然と戻してくれる優しさが
あるのかもしれません。

いい旅でした。

投稿者 椎名 あつ子 : 14:39 

2016年10月04日

犠牲(sacrifice)

 

少し重いけれど、犠牲(sacrifice)について
考えさせられることがありました。

自己犠牲、犠牲愛と、
犠牲にもいろいろあるけれど、
夫婦関係や恋愛の場合、相手の裏切りを受けた側が、
いろんな感情を押し殺して許すという行為は、
犠牲愛ということなのかなと思います。
怒りや悲しみや不信感を捨てようとするわけですから、
そこには無条件の愛を感じます。

ただ、裏切った人が、
相手に許してほしいと思っているかということが、
大事なポイントになると思います。
もう、二人の関係が終わってしまってもいいとか、
終わらせたいと思っている中での裏切りは、
相手に犠牲を払って許してほしいとは思わないでしょうし、
それは、かえって重いプレッシャーや、
罪悪感を感じなくてはいけないといった、
束縛された感情になる可能性があります。
これは二人にとって残酷すぎる、悲しい結末です。

私はこの悲しい終わりを見たくはないのですが、
許すという行為を否定もしたくありません。
犠牲と、許し。
この2つの感情の織りなすドラマは、
美しくもあり、残酷でもある、複雑な形がそこにはあります。

また、犠牲を表に出しすぎると、
見返りを期待しているものとなるので、
犠牲が見えない支配となり、
二人の関係を壊す結果にもなります。

“ No sacrifice is love “
この曲を聴きたくなった日でした。

投稿者 椎名 あつ子 : 17:04 

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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