2017年12月アーカイブ

2017年12月26日

今年の終わりに

今年もあと残りわずかになりました。
私にとって今年は、
公私ともに
いいことも、大変なことも、
さまざまな出来事がありました。
ただ、その度に、
たくさんの人に助けられ、
支えられ、あたたかく接していただき、
ひたすら感謝の一年でした。

仕事では、
新しい人との出会いが
いくつもあり、
またクライアントさんの
おだやかな優しい表情に
何度も勇気づけられ、
教えられた日々が
たくさんありました。

一年を振り返ると、
いつもあっという間の時間ですが、
関わりを持った人たちの
一人ひとりの顔を思いだすと、
一つ一つがすべてとても貴重で、
出会うべくして出会ったという
感覚を持ちます。

来年は、ここ横浜心理ケアセンターも
19年目を迎えます。
カウンセリングを必要とする人たちの
悩みの内容や、年齢や、環境や、価値観が
少しずつ変わりつつある中、
精神医療の中での
カウンセリングの立ち位置も
少しずつ変化していっています。
ですので、
私も私なりに
いい変化をしていきたいと
思っております。

しかし、変わらないでいたいと
思っていることもあります。
それは、ここ横浜心理ケアセンターが
いつでも、どんなときでも、
その人その人の立場で、
誠実に、スピーディーに、
思いやりと責任を持って
接するスタイルを
心掛けていきたいということです。

そのために、
私自身もスタッフも心身ともに
健康であることも
大切にしていきたいと思っております。

年内は30日(土)午後3時まで
開室しております。
年始は9日(火)からスタート致します。
来年もどうぞよろしくお願い致します。

投稿者 椎名 あつ子 : 16:14 

2017年12月21日

夫婦問題と子どもの問題について

最近、気になることは、
夫婦の問題が
子どもに影響を与えていると
感じることが多いことです。

怒鳴り合いのケンカを
子どもの前でしてしまっているケース

無視をし合って
会話がほとんどない状態で
子どもが親の顔色をうかがい
いい子を演じてしまっているケース

お母さん(お父さん)が
仕事やその他のストレスからくる
イライラをコントロールできずに
それを子どもにぶつけて
しまっているケース

お母さん(お父さん)が
相手のグチを子どもに聞かせてしまって
自分の気持ちを解消しているケース

子どもが何か間違ったり
できなかったことに対して
「お母さん(お父さん)に
 似てしまったね」と
批判してしまうケース

本当にたくさんの
親から子どもへの言動が
子どもを少しずつ
傷つけ、ゆがませ、
苦しめています。

また、最近は
若いご夫婦の離婚も増え、
その中でいつも聞くのは
「このままだと子どもに
 悪い影響があるから
 離婚した方がいいと思う」
ということばです。

私は、離婚がいけないとは
思ってはいませんし、
離婚する事で
新しいステップに進むことも
必要であるとは思っていますが、
本当に子どものための離婚なのか
子どもを言い訳にして
自分中心な感情ではないのか・・・を
もう一度
考えてみていただきたいとも
思っています。

傷ついた子どもたちには、
自分の心に対しては
気付いていなく、
無意識ですが、
お友達に対して
暴力をふるったり、
嘘をついたり、
物を盗んだり、
不登校になったり、
やる気がなくなったり、
引きこもってしまったり、
といった行動に出ることも
少なくはありません。

夫婦の問題と子どもの問題は
ある意味、
重なっていて、
つながっていることであると
思っています。

大人になると、
変なプライドが強くなり
自分と向き合うことや
自分が反省することは、
勇気がいることですし、
どうしても相手のせいに
したくなることもあるのも
当然ですが、
その影響は、
子どもにつながってしまうことを・・・
耳が痛い話ですが、
もう一度、
考えてみていただきたいと
思っています。

それでも、
自分1人では
どうしたらいいのか
わからない時は、
ぜひカウンセリングを
受けていただきたいと
思っています。

ここカウンセリングルームは、
御両親を責めるための場所ではなく、
否定する場所でもありません。
カウンセリングは、
一緒に、
いい方向へと行くために
考えていく場所でもあり、
アドバイスをする所でもあります。
つまり、ご両親に対しても
子どもに対しても、
カウンセラーは味方であるということを
どうか、心にとめておいて
いただきたいと思っております。
一人で苦しまず、
まず、話してみませんか。
よろしくお願い致します。

ご夫婦のご相談はこちらをご覧ください。
お子さんのご相談はこちらをご覧ください。

投稿者 椎名 あつ子 : 17:07 

2017年12月05日

子どもの発達障がい傾向について

 

発達障がい傾向のお子さん、

そしてそのご両親の相談が、

ここ数年で非常に増えております。

 

何故、発達障がいが

増えているのかについては、

まだ、医学的には、

はっきりわかっていないことが

多いようで、

いろいろな意見もありますが、

実際にこのことで

悩んでいる方々が増えているのは

事実だと思っております。

 

特に、小学校2~3年生くらいから

学校生活の中で支障が目立ってきて、

先生から注意を受けることが多くなったり、

また、お友達と接することを嫌がったり、

逆に、暴力をふるってしまったりと、

友だちとの関わり方が

極端になっていく傾向が見えてきます。

 

ただ、そういった子どもが

すべて発達障がい傾向にある

というわけでもなく、

ご両親の子どもへの接し方や

環境の在り方も

大きく影響しているように思えます。

 

育て方や、しつけの仕方が

間違っているということではなく、

その子にとっては、

厳しすぎたり、

プレッシャーだったり、

細かすぎたり、

苦手なことを当たり前のように

求められていたりしていることで、

子どものストレスが

強くなってしまって、

結果、さまざまな問題が

起きていることも考えられます。

 

ここ横浜心理ケアセンターでは、

小学生以上のお子さんに

心理検査を受けていただくこともできます。

また、小児精神科などの

病院を紹介させていただくことも

できます。

 

ただ、発達障がいかどうかを知ることが

全てではなく、

その子の特性や性格、考え方、

行動の原因を

まず分析して、

その子に、より合った

言葉かけや教育の仕方を

知っていただくために

カウンセリングを

受けていただくことも

大切なことであると考えております。

 

ふつうが当たり前なのではなく、

ふつうが一番でもない中で、

その子の持った個性や特性を

引き出しつつ、

今、起きている問題の原因を

探すお手伝いを

していきたいと思っております。

 

よろしくお願い致します。

発達障がいではないかとお悩みの方はこちらをご覧ください。

投稿者 椎名 あつ子 : 14:54 

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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