2009年08月アーカイブ
2009年08月31日
選挙の日
9月になり、
夏から秋へと季節が変わり、
自民党から民主党へと
政権が変わった。
歴史的に大きく動き始める中、
果たして、私たちの生活の何が
変わっていくのだろうか。
ただ、新しい風が
やっと吹き始めたことには、
何か変化が起きそうで、
少し興味も湧いてくる。
今回の選挙は、
とても激しい争いがあったようで、
新しい時代を作ろうとし続けた
民主党の人たちの今日までの生活を、
テレビは報道し続けた。
マンネリの考え方、
マンネリの行動ややり方が、
人の不信を大きくし、
今回、新しいやり方に
人が賛同したことには、
私自身、考えさせられることでもあった。
謙虚さを持ちつつ、
おごらずに、いつも
新しい何かに挑戦していく姿は、
いつか必ず実を結ぶことに
つながるということを、
教えられた気がした。
ただ、当選したからすごいとか、
落選したからダメということではなく、
つまり、すべてそれぞれの人のこれからを、
世間はきちんと
厳しい目で見ているのだろう。
ひとつのことをやり抜くことの
責任について考えさせられた
嵐の日の夜だった。
2009年08月27日
女友達
昼間は、夏の暑さにぐったりしつつも、
秋の風を、夕方になると感じる時期に
なってきた。
時が、確かに変化している、
そんなことを切なく思う今日この頃、
二人の大切な女友達が、
横浜から引越しをすることを知った。
二人とも、いつも何かしらの集まりには
顔を出してくれていて、
いつも、夜遅くまで
付き合ってくれていた大切な友達。
一人は、仕事の関係で東京に、
そしてもう一人は、
アメリカ人との結婚のために、
ハワイへ永住する。
今までも、1年に数回しか会えなかったはずが、
いざ、離れてしまうと思うと、
少し大袈裟だけど、
永遠の別れのような気がして、
胸がきゅんとしてくる。
女性は、年齢とともに、
環境が変化していく。
生きる場所や、生き方自体が、
変わっていく。
そしてやはり、最後は、
自分と向き合うこととなる。
本音で話せる友人が、
何かの原因で減っていったとき、
また、新しい人との出会いを求めることも、
大切かもしれない。
でもやはり、淋しさや孤独を、
一人でどう対処していくかは、
これからの課題となっていく。
私の友達も、
一人は東京で、仕事中心で暮らしていくし、
またもう一人も、
友達もあまりいない新しい環境の中、
ハワイで生活する決断をしたし、
お互いがそれぞれの不安や孤独を抱えながらも、
目標や希望を持って生きていく。
孤独を知っている女性たちは、
こうして少しずつ自分と向き合うことで
成長していくと思いたいし、
私はそう祈っている。
私たちは、数ヶ月後、
みんなで旅行に行くことを計画した。
お互いがお互いの世界へと
飛び立つための前祝いとなりそうで、
淋しいながらも、
少し気持ちが高まる自分に、
今日、気付けた。
夏の終わりは、いつも、
こんな感じかもしれない。
そして、秋の風は、
いつも私に、優しい香で訪れる。
ありがたいと、本当に心から、
すべてを受け入れたい気持ちになった、
ある日の土曜日。
2009年08月17日
きれいな日
きれいな週末だった。
土曜日の夜は、
三浦の家のバルコニーから
花火を見ることができた。
日曜日の夕方は、
富士山のちょうど真上に
夕日が落ちる、
ダイヤモンドヘッドという景色に
遭遇した。
オレンジとブルーの
いくつもの層からできる空の色は、
まさにバニラスカイだった。
様々な夏のイベントも終わり、
夢の世界から、現実の世界が、
また、始まる。
真っ黒に日焼けした肌が、
少しずつ白くなっていくように、
ありえない程の美しい時間は、
秋に向けて、少しずつ
現実的となっていく。
この、めりはりが大切なのだと
感じている。
日本の四季は、
私たちの生活に、
良い具合にオンとオフを
用意してくれているように思える。
これからも、オンとオフを
意識していこうと思う。
日曜日の夕日の優しい色は、
私の心の中に
すーっと入り込んできたと
信じている。
きれいな日だった。
2009年08月12日
尊重するということ
尊重するということ…
それは、尊敬するということとは違う。
つまり、相手に対して
敬うこととは違い、
相手を認めること。
つまり、
認めさえすればいいと思うことだと、
極端にいうと、私は、
そういうことと思っている。
その人の時間の使い方、
お金の使い方、
価値観、
そして、その人の中で
普通と感じている道徳観、
人生観、
幸せと感じる意味、
また、いらだつときのスイッチの入り方…
などなど、
すべて、じぶんと相手は
違う次元の中で生きているということ。
自分がこう感じることを、
相手はそう捉えられなかったり、
相手がこう感じることが、
自分には無意味であったり、
つまり、それが、
人それぞれということとなると、
私は思っている。
尊重するということは、
相手のすべてを認めること。
それが、自分にとって、
好きか嫌いかは別として…
ということだと思う。
人を尊重することは、
時に、相手を客観視することにつながるから、
深入りしないことともなるのかもしれない。
少し淋しい関係のように思えるけれど、
でも、人と自分を比べなくて済む。
そして、あえて、
私は人とは違うと思う中で、
尊重してみると、
人を許せたり、
人を認められたり、
違う生き方を知れたりなど、
できる気がしている。
私は、尊敬できる人がいることは
大きいけれど、
尊重ができるなら、
もっといいと思っている。
人を尊重することに慣れると、
尊敬できない人とも話せるし、
うなずけるし、
知れるし、
そして、腹を立てなくて済む。
これも、人とうまくやっていく
方法な気がしている
今日この頃である。
2009年08月04日
花火
今年の8月1日の花火大会は、
いつもとは違う、特別な日だった。
友人たちが、
新しいヨットクルーザーを持ち、
その船に乗せてもらった。
花火は、海の上から
見ることができた。
空の上から、
舞うように落ちる花火。
それは、まるで天からの光のようで、
全身で花火の光を包み込むように、
両手で花火を受け止めることが
できる気がした。
花火は、天から降ってきていた。
あり得ないことだった。
今までの私の人生で。
いろんなことを経験してきたつもりが、
こんな感覚は初めてだった。
そういうことは、
これからもきっと
あるのかもしれない。
その時になってみないと
分からない先が、
これからもあると思えた。
だから、そう、
天気予報が70%雨だったはずなのに、
晴れた日に感謝した。
晴れは今日、
すべてを完璧にした。
だから、明日が暴風でも
いいのかもしれない。
こういう日があるから、
人生っておもしろい。
そう思う。
プロフィール
2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。
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