2011年02月15日

バレンタインデー

バレンタインデーの月曜日、
夜から、大きな雪が、
どんどんと激しく、怖くなるほど
降り続けはじめました。

世の中が愛にあふれていたこの日、
私も、母と娘たちにカードを贈りました。

私を支えようと努力し、
仕事に追われている私を理解しようと思い、
なかなかゆっくり会えないことを、
不満を持ちながらも許してくれている
彼女たちに。

家族は、やはり、
かけがえのない光です。
ろうそくの炎のように燃え続ける中、
時に消えてしまいそうになることもあるけれど、
人はひとりでは生きてはいけません。

ここ、センターに訪れる人たちも、
家族だから甘えて、
感情をぶつけあってしまって、
しばらく口をきけなくなるときも、
もう、ひとりになって解放されたいと
思ってしまうことも、
あるのかもしれません。
どうしてうまく伝えられないのだろう、
とうして、この気持ちを分かってもらえないのだろう、
そんな悩みをよく聞きます。

だけど、血のつながりは、
どんな物よりも深く、あたたかいものです。
ただ、時に、ドロドロと残酷でもあります。

それもみんな、
血がつながっているからなのかもしれません。

バレンタインデーの日の、
突然の激しい大雪を、
家族の姿のように感じた日でした。

投稿者 椎名 あつ子 : 17:41

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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