2011年12月アーカイブ
2011年12月30日
年の終わりに
今年の終わりに、
宿命と運命について、考えてみた。
運命は、どんな時でも、
その人自身で変えていくことができる。
私はそう思っている。
宿命は、ある日、
それは突然であったり、必然であったりで、
私たちの力ではどうすることもできない
出来事が起きること。
例えば、親やきょうだいを選べない私たち人間は、
その親やきょうだいを持ったことは宿命。
ある日、突然のように、
病気や事故に遭遇したことも宿命。
信じて疑いもしなかった人から、
突然、裏切られ、別れをいい渡される…
これも宿命。
ある場所に行って、
共感できる人に出会ったこと、
これも宿命。
ただ、問題なのは、その後の生き方なのだと思う。
あきらめたり、落ち込んだり、
絶望したり、幸せを感じたりしたその後、
自分がその宿命をどう受け止め、受け入れ、
これからの生きる道に、
どう役立たせることができるのか…。
その人の考え方や、行動の仕方や、
決断や、勇気によって、
運命は変えられる。
私は、本当にそう思っている。
3月11日に地震が起きたように、
その宿命をみんなで
受け入れないわけにはいかない。
でも、その後の生き方で、
一人一人の運命は違ってくる。
私は、いい運命にしていくために、
それを見出せる能力や勇気を、
そして行動や決断を
身につけていくための努力を、
来年も…そしてずっと、
信じて持ち続けていきたいと感じている。
この世に命を与えられた宿命を
大切にしながら、
それを私なりの運命として
後悔しないように、
いい変化に持っていきたい。
長い間、苦しんで悩んできた出来事が、
いい形として、幕がおりたような気がした今日、
宿命と運命について、
深く深く考える日となった。
素敵な年の終わりと
なれそうに思える。
そして来年、訪れるだろう、
さまざまな宿命を、
おそれることなく受け入れて、
私なりの生き方にしていきたい。
運命よ、永遠に。
今年も、たくさんの方々と出会いました。
この出会いを大切に、
2012年もいい1年にしていきたいと
思っています。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
今年も1年間、
心からありがとうございました。
2011年12月20日
クリスマス
部屋の片隅のコーナーに
クリスマスツリーを飾った。
キラキラと光る小さなガラスのライトや、
赤やゴールドのリボン、
たくさんの小物をぶら下げてみた。
あっという間に、
クリスマスを待つ順序ができあがった。
部屋は、クリスマス一色になった。
そして、心が華やかになった。
すると、クリスマスツリーを飾る前の
部屋のコーナーに飾ってあった、
アンティークの小さなランプや、
ポストカードの存在が、
忘れられてしまった。
何日か経ち、しばらくして、
ふと、クリスマスツリーの存在さえも
だんだんと日常化し、
あたりまえになっている自分に気付いた。
クリスマスの意味が、薄れてきてしまった。
これからがクリスマスだというのに。
生活とは、そういうものかもしれない。
帰宅すると、部屋にはいつも明かりがあり、
待っていてくれる犬や家族がいたり、
TVがついていたり、
食事の支度ができていたり、
その空間の中で、
さまざまな人間関係が生まれてくる。
そんなあたりまえの生活は、
次第に日常化してしまい、
感謝の気持ちや喜びがうすれていく。
明かりがある生活、
家族がいる生活の意味が、
忘れられていく。
そんなことがあってはいけない。
それは、ある意味、悲しいことだと痛感した。
クリスマスは、本当に
大切にしなくてはいけない。
お誕生日も、お正月も、
明かりも、家族も、
あたりまえにあるものではないこと。
今年は、そんなことを感じながら、
感謝の気持ちを忘れず、
クリスマスを過ごしたいと思っている。
ホワイトクリスマスをききながら。
2011年12月15日
顔のしわ
最近のことだけど、
どう見ても私より年上という
50代、60代の人が、
スマートフォンを持って
メールをしている。
細かい文字が苦手になる年だし、
使い方も難しそうで、
私は無理と思っていて、
今でも普通の、今まで通りの携帯のままだ。
次、買い換えるときも、
スマートフォンはやめようと思っている。
だけど、いや、待てよ。
使えないということは、
あきらめているということ。
そして、知らないままということ。
もしかしたら、もう無理だからといって、
顔のしわもケアせず、
白髪も染めないで、
放っておくのと同じこと?
と、大袈裟だけど、
そんなことを想像してみた。
つまり、たかがスマートフォン、
されど、スマートフォンなのか。
今の携帯はまだ使えるから
このままでいいけど、
次、買う、来年のいつかの頃、
私には、新しい世界に飛び込める勇気が
あるだろうか。
いや、そうしよう。
決めた!
そして、その瞬間、
顔のしわが取れた気がした。
2011年12月08日
「私」ということ
・嫌いになれない
・うまく気持ちを伝えられない
・たばこがやめられない
・どうしたらいいのか分からない
・それでも行かずにいられない
・それでも別れられない
これは最近、気になった、
ある人たちの言葉の数々。
この言葉の頭に
「私は」
という主語をつけてみる。
そうするとまた、意味が違ってくる。
「私」という人間の責任がみえてくる。
ただ漠然と使っていた言葉に、
プレッシャーが生まれてくる。
「私」の問題だったんだと、
考えさせられる。
そうなのかもしれない。
物事は「私」から始まり、
「私」で終わる。
何故なら、すべては「私」の人生だから、
ということ。
難しい課題だと、本当に思った。
プロフィール
2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。
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