2018年10月アーカイブ

2018年10月11日

自分へのストレスについて

日々、たくさんのクライアント様の
ストレスを軽減させていただくための
仕事をしています。

それは、夫婦の在り方についてであったり、
子どもの問題であったり、
病気との闘いの問題であったり、
仕事上での人間関係の問題だったり、
様々です。

みなさんは、
生きていく中で
それぞれのストレスを抱えています。

ある人にとっては
たいしたことでなくても
その人にとっては
とても大きな問題であり、
人と比べられる物ではないことでも
あります。

ただ、日々のストレスに
気付かずに過ごせている人もいます。
ただ、そういった人は、
知らず知らず溜まっているストレスが
いつのまにか大きくなり
突然爆発してしまうことは
よくあります。

その爆発は、
大きな怒りの攻撃として
現れることもあり、
または心身を病む形で現れることもあります。

よく怒りのコントロールの仕方などで
(アンガーマネージメント)
来所する方も多いのですが、
どんな形であっても
コントロールすることにも
ストレスはかかります。
怒りの根底にあるもの、
つまりストレスの原因を
まず知って、
小さなストレスにも気づくという
日々の自分の生き方の問題が
重要になっていくのだと
感じています。

そのストレスの原因は、
例えば、
人間関係においては
自分のことを理解してもらえていなかったり、
言ってもわかってもらえなかったり、
評価されていなかったり
いろいろあります。
夫婦の問題でも、
相手が自分を大切にしてくれていないように
感じたり、
自分が責められた気がしたり、
認めてもらえていないと感じたりしていることで
二人の関係が、ぎくしゃくしてきます。
子どもとの関係でも、
何度言っても忘れたり、
思うように動いてくれなかったり、
つまり、自分の都合の通りにはならないために、
大声で怒ってしまったりという
悪循環が生まれます。

そういった日々を
改めて見てみると、
自分の価値観は
(たとえ、それが正しいと思えていても)
相手には伝わらないことが
多い気がします。

最近のカウンセリングで
感じることは、
相手への伝え方が、
やはり伝えているつもりでも、
相手の心には響いていない現状が
ある気がしています。

アンガーマネージメントの前に
自分の言葉や
伝えている時の表情が、
相手の心に響く状況であるか、
それをまず知り、
少しでも相手に対して
優しい気持ちで話せたら・・・
(もちろん難しいことです)
自分のストレスは軽減されるのだと
思っています。
相手にぶつけたことばや行動は
必ず自分に跳ね返ってくるのです。
どんなストレスも、
それは自分から発信している
何かの問題が、
最後、自分に跳ね返ってきているのだと・・・。
これは不本意でありますし、
よく考えたら
恐ろしいことであると
感じています。

私事ですが、
ささいなバカげたことですが、
最近、グルテンフリーの生活を試みていたのですが、
突然フランスパンのサンドウィッチが
食べたくてどうしようもなくなり、
夢の中にもフランスパンが現れるように
なりました。
そして最後はフランスパンを食べまくりました。
これこそ、よかれと思って行動したのですが、
自分の性格や自分の生活を考えず始めたために、
こういった爆発が起きたのだと
反省しています。
少しずつ食べて、
今までよりも少し減らすことではなく、
突然止めたことへの自分への跳ね返りでした。
ストレスと上手に関わることを
大切にしながらも
自分への跳ね返りは
避けたいと思ったのでした。

投稿者 椎名 あつ子 : 15:37 

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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