2008年07月07日

七夕

あたりまえとは
決して思っていなかった。
両親が私に与えてくれた
今までの時間、お金、そして愛情を。
でも、気付かなかったことの方が
多かったかもしれないと思った。

親は、私が感じている
何百倍もの心配をし、
そして、考えてくれていたということを、
いまさらながら、
心にかみしめた出来事があった。

ひとりで立てるようになって、
自分の本当の自立を
考えられるようになって、
子どもは初めて親の愛を
かみしめられるのかもしれない。
気付くのが遅すぎた気もする。
長すぎた気もする。
でも今、分かってよかった気もする。

親が生きていく
これからの残りの時間、
私はふたりの娘として
何かを残したいと思う。
彼らが、私の親でよかったと
思える何かを。
この子を産んで育ててよかったと
思える何かを。

夏を思わせる暑い日だった。
海まで、親子でドライブに出かけた。
久しぶりの親子の時間が持てたことを
心からありがたいと感じた。

そして今日は七夕。
両親の健康を祈りながら、
手を合わせたいと思う。

七夕イブの
素敵な時間だった。

投稿者 椎名 あつ子 : 18:51

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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