2008年07月04日

育てにくい子

最近、子供の教育の相談を受けることが
多くなってきています。

登校拒否を含め、
親にとって小さいときから
育てにくい子供であったりしており、
学校に通うようになって、
どこか他の子供とは違った行動が目立ち始め
他の子供たちとの人間関係に
支障が起きてきたりし始めます。

ここ最近では、
ADHD、LD、アスペルガーなど、
障害について理解され始めている中で、
そういった子供を持つ母親の姿勢や
学校の先生の対応などが
重要となってきているように感じています。

ここセンターでも、
そういったお子さんに対する親の接し方、
また、子供に対してのトレーニングをしていますが、
そういった子供の心理や行動面では
まだ解明されていない問題は数多くあることも
事実です。

ただ、何が正しいのか、何が普通なのかといった
ひとつの原因や行動だけをとりあげて
結論を出すことは、
とても危険なこととして
私はとらえています。

育てにくい子供たちの持っている
感覚のしくみや働きについて
理解したうえでの指導や育て方について
一緒に考えていかなくてはいけないと
強く思い始めています。

育てにくい子供には、何か理由がありますし、
また、そうとらえられている子供にも、
つらさはあります。

普通でないことを、
大人の価値観だけで、おかしいなどと判断せず、
その子の体質や性格、
そしてひとつの能力としてとらえていく、
大人の柔軟な心も必要となっていくと思うことが多い中、
まずは、家庭内だけで悩まず、
専門家に相談するといったことを、
私としてはすすめていきたいと思っています。

投稿者 椎名 あつ子 : 13:34

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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