2009年03月16日

自分の行きたい大学が決まらず、
悩んでいる高校生がいる。
大学卒業後の人生を
真剣に考えれば考えるほど、
答は見つからない。

まず、入れる大学に入ってからでも
遅くないと考える人も多いだろう。
また、先のことは
誰にも分からないのだから、
考えて悩んでも無駄だという人も
多いだろう。
名前の知れた大学から、
まず入ればいいと思う親も
多いだろう。

でも、彼女は、
そういった世間の考えを
知れば知るほど、
自分の中のもう一人の自分が、

「本当にそれでいいいのか。
本当に自分のしたいことは何なのか」

を問い始め、また混乱する。

若いうちは、答の出し方を
うんと悩めばいいと、私は思う。
悩むことは、若いうちは、
成長へとつながると思う。

大人になると、悩む意味が違ってくる。
純粋に、人生について
考えたりはしない。
自分の可能性よりも、
社会の中での自分の居場所の確保の方が
大切になってくるから。

私は、この高校生に伝えたい。
自分の心に素直に、人に流されず、
答を出そうとするそのことが、
必ずいつか、何かと出会えることに
つながるということ。
そして、悩むことを恐れてはいけないし、
混乱も、一生懸命生きているからこそ、
起きることがあることを、
伝えていきたい。

私はあの頃、まわりの考えにただ流され、
それにも気付かず過ごしてきた。

あなたは素晴らしのよ

と、心から応援したいと思っている。

投稿者 椎名 あつ子 : 19:18

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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