2014年05月17日

自分を知る

大腸検査に行ってきた。

 

私は、2年に一度は、必ず行くようにしている。

何年か前に、生まれて初めて検査をしたときは、

感動的だった。

 

その前に、みんなに、

「いやだよー」とか「痛いよー」とか、

「苦しいよー」とかおどかされていて、

本当に憂うつだったけれど、

あの日、検査後、本当に嬉しかったのを 覚えている。

 

私は、変態に思われているし、

みんなは、そんな私が変とか おかしいとか言うけれど、

私は、このすっきり感がたまらない。

なんせ、たまりにたまった腸の中の 汚い物すべて流れ出され、

透明になるわけなのだ。

 

初めてしたときは、

40年以上のおびただしい汚れが

すべてなくなったと思ったら、

心が軽くなった。

 

だから検査の前に、 腸の中を掃除するために飲む、

ポカリスウェットみたいな水を、

私は、一緒に行ったスタッフが

飲めなくて 苦しそうにしているので、

1/3くらい助けてあげたり、

ドクターに「欲しいので買いたい」と 言ったぐらいなのだ。

あれさえあれば、いつでも腸の中を、

配水管掃除のパイプマンみたいに 洗えるわけだから。

もちろん、ドクターには断られたけれど。

 

そしてまた、変と言われるけれど、

私は胃カメラも嫌いじゃない。

確かにちょっと、オエっと苦しいけれど、

自分の胃の中を見れることが感動なのだ。

 

「あ、ちょっとポツポツ赤いかな」 とか分かれば、

自分の胃をいたわってあげられるし、

何といっても、自分を知ることは大切と思っている。

見えない自分の部分を知れることは、

私にとっては安心となる。

 

大袈裟に聞こえるかもしれないけれど、

これこそ「自分を知る」ことのひとつだと感じている。

 

心の中も、体の中も、 自分を知るには、

多少の苦痛はともなうけれど、

そのあとに、安心がやってくる。

みなさんも、「自分を知る」ことをお勧めします。

投稿者 椎名 あつ子 : 14:43

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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