2016年04月12日

従業員のメンタルケアについて

 

ここ、横浜心理ケアセンターでは、
企業様向けのメンタルケアや、
EAP(従業員援助プログラム)を長年行っております。
社内の人間関係の円滑化を図るためのサポート、
また、会社の即戦力となる、大切な従業員の方々のサポート、
上司と部下との意思疎通をより良くするためのコミュニケーションなどを、
講演や従業員の個別のカウンセリングなどで、
アドバイスをさせて頂いております。
(詳しくは、HPの企業様向けコンサルティングをご覧ください。)

今年も新入社員が入ったばかりの企業様も多いと思います。
今年の新入社員の傾向を見ると、
「ドローン型」と言われています(公益財団法人による)。
「ドローン」とは、命令を実行する、自律する無人機のことで、
無人航空機や船舶、衛星などの機械全般を指すことですが、
今年の新入社員は、
経済状況のめまぐるしい変化など(強い風)に煽られながらも、
どうにか自律飛行をしてきた人たちでもあります。
しかし、上司や先輩の操縦ミスや、使用法の誤りによって、
傷ついてしまったり、
紛失や墜落(早期離職)したりする危険があると言われています。
また、充電式なので長時間の酷使には耐えられず、
目視できる範囲で操縦しなければならないといった配慮が必要と言われています。

また、その前の年の新入社員のタイプは、「消せるボールペン」と言われています。
ただの普通のボールペンでも、
機能は書き直しができるといった優れものなので、
見た目だけで判断をしないこと。
また、熱には弱く、文字が消えてしまうところから、
あまり上司や先輩の熱血にはついていけないといった傾向もあるようです。

年々、新しいタイプの若い世代の人たちとのコミュニケーションには、
歳の差のあるリーダーとの壁が必ず生まれます。
時には厳しく、真剣に、熱く指導するリーダーが尊敬されていた時代は
確かにありました。
仕事中は怒鳴られ、怒られても、
仕事が終わって、飲みに連れて行ってくれて、
フォローしながら話をしてくれることが
ありがたいと思った時代です。
でも今は、その熱血が逆効果であったりします。
また、プライベートの時間を減らしてでも仕事をすることで、
やる気があると評価されるという時代もありました。
しかし今は、共稼ぎの夫婦も増えている中、
プライベートは夫婦や家族の時間と考えている人も多くなっています。

そういった価値観が変わってきた時代だからこそ、
より新しいコミュニケーションが必要となってくるように思われます。
会社にとって従業員は、大切な財産でもあります。
その従業員の操縦一つで、
その人たちの見えていない力や能力を
発揮させることができるのかもしれません。

もし、オーナー様たちの中で、従業員に対して、
いくら一生懸命伝えても、伝わっていない感じがする、
やる気がないように見える、体調が悪い人が増えてきた、
業績がどうしても伸びない、クレームが多いなどのお悩みがある場合、
一度、相談をしにいらっしゃいませんか。

今までEAPや講演をしてきた会社など
商社、通信会社、電気会社、広告会社、コンピューター関係、
国家公務員、技術職、研究職、
専門学校 etc.

投稿者 椎名 あつ子 : 15:37

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

月別アーカイブ

カレンダー

2016年4月
« 3月   5月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

オススメ