マイウェイ 女性カウンセラーのプチ・エッセイ

今日、犬のベティちゃん（14歳）が
せっかく飾ってあった
生のお花の花びらを食べていたので、
ひさしぶりに怒りました。

彼女がしゅんとしていたら
下の子のココちゃんが近づいて
クーンクーンと
なぐさめてました。

そのとき、怒られたベコちゃんが
ココちゃんに
ありがとうのキス。

なんとも微笑ましい心温まる光景でした。

新聞を読んでいたら、
あるイラストレーターの方の記事と出会いました。
その記事の内容は、
「ある時、むしゃくしゃすることがあって、
今となっては、どうでもいいような出来事だったけれど、
その時は、腹の中が煮えかえるほどだった。
怒りをエネルギーにしようとも思った。
だけど…怒りに勝てるものは、美しさかもしれない」

私もこのイラストレーターのような感情の時を、
何度も感じたことがありましたし、
やはり、怒りをエネルギーに換えようと仕事に没頭したり、
ひたすら運動したりしていました。
ただこの方が言うような、
「怒りに勝てるものは、美しさかもしれない」
といった感覚を、言葉にはできませんでした。

確かに、怒りを忘れてリフレッシュしようと思い、
旅行に行ったり、コンサートに行ったり、
少し素敵なレストランに行ったり、
欲しいものを買ったりはしてきたのですが、
つまり、言い換えれば、
その時、美しいものたちに触れたかったのかもしれないと、
改めて感じました。

美しさとは、いろんなところに実は転がっていて、
私自身が、美しさを美しいものとして実感しながら大切にすることで、
怒りを美しさにも変えられるのかもしれません。
素敵な言葉に出会えた日でした。