2017年12月21日

夫婦問題と子どもの問題について

最近、気になることは、
夫婦の問題が
子どもに影響を与えていると
感じることが多いことです。

怒鳴り合いのケンカを
子どもの前でしてしまっているケース

無視をし合って
会話がほとんどない状態で
子どもが親の顔色をうかがい
いい子を演じてしまっているケース

お母さん(お父さん)が
仕事やその他のストレスからくる
イライラをコントロールできずに
それを子どもにぶつけて
しまっているケース

お母さん(お父さん)が
相手のグチを子どもに聞かせてしまって
自分の気持ちを解消しているケース

子どもが何か間違ったり
できなかったことに対して
「お母さん(お父さん)に
 似てしまったね」と
批判してしまうケース

本当にたくさんの
親から子どもへの言動が
子どもを少しずつ
傷つけ、ゆがませ、
苦しめています。

また、最近は
若いご夫婦の離婚も増え、
その中でいつも聞くのは
「このままだと子どもに
 悪い影響があるから
 離婚した方がいいと思う」
ということばです。

私は、離婚がいけないとは
思ってはいませんし、
離婚する事で
新しいステップに進むことも
必要であるとは思っていますが、
本当に子どものための離婚なのか
子どもを言い訳にして
自分中心な感情ではないのか・・・を
もう一度
考えてみていただきたいとも
思っています。

傷ついた子どもたちには、
自分の心に対しては
気付いていなく、
無意識ですが、
お友達に対して
暴力をふるったり、
嘘をついたり、
物を盗んだり、
不登校になったり、
やる気がなくなったり、
引きこもってしまったり、
といった行動に出ることも
少なくはありません。

夫婦の問題と子どもの問題は
ある意味、
重なっていて、
つながっていることであると
思っています。

大人になると、
変なプライドが強くなり
自分と向き合うことや
自分が反省することは、
勇気がいることですし、
どうしても相手のせいに
したくなることもあるのも
当然ですが、
その影響は、
子どもにつながってしまうことを・・・
耳が痛い話ですが、
もう一度、
考えてみていただきたいと
思っています。

それでも、
自分1人では
どうしたらいいのか
わからない時は、
ぜひカウンセリングを
受けていただきたいと
思っています。

ここカウンセリングルームは、
御両親を責めるための場所ではなく、
否定する場所でもありません。
カウンセリングは、
一緒に、
いい方向へと行くために
考えていく場所でもあり、
アドバイスをする所でもあります。
つまり、ご両親に対しても
子どもに対しても、
カウンセラーは味方であるということを
どうか、心にとめておいて
いただきたいと思っております。
一人で苦しまず、
まず、話してみませんか。
よろしくお願い致します。

ご夫婦のご相談はこちらをご覧ください。
お子さんのご相談はこちらをご覧ください。

投稿者 椎名 あつ子 : 17:07

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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