2022年11月01日

Modern Love Tokyo ~さまざまな愛の形~

最近気になっていたドラマを観ました。

「ニューヨークタイムズ紙に掲載されたコラムを基に、
愛にまつわる物語を描いたAmazon Original <モダンラブ>。
アメリカで制作され世界中で大きな話題を呼んだ同作が
舞台を東京に移して新たな物語を紡ぐ」
と紹介されている作品です。

6つの実写作品の中で、二番目の
「私が既婚者と寝て学んだこと」という物語が
私のカウンセリングルームの現場で
クライアント様から相談を受ける
夫婦のセックスレス問題についてと重なり、
考えさせられました。

大学の教員として働く主人公の加奈は
フリーライターの夫と離婚しますが、
マッチングアプリで
その場限りの関係を結ぶ人と出会っていくにつれて
いつの間にか自分の本来のありのままの愛の形を知っていく…
そんな物語ですが、
その中で主人公が言うセリフがまさに、
たくさんのクライアント様の現場の叫びでした。

「心が離れたからセックスレスになったのか、
セックスレスになったから心が離れたのか?」

そしてまたその主人公は
「今は愛のないセックスが私のリハビリになっているの」
と言い放ったのでした。

セックスレスになったことが、
夫婦やカップルのお互いの問題である場合は
片方だけが責められることでもなく
片方だけが罪悪感を持つことでもないと思いますが、
夫婦の場合、
片方がセックスを求めていても、
片方が拒否をし続けている場合などは
離婚訴訟など法的な形へと進む場合も少なくありません。

といって、夫婦だからという理由で
片方が強制的に求める場合は、
暴力として捉えられたりも当然していきます。

セックスの問題は本当に日々さまざまな形があります。

愛のあるSex
愛のないSex
妊活のためのSex
条件としてのSex…etc.

まさにこれこそがModern Loveで
現代の問題であるとつくづく考えさせられた時間でした。

投稿者 椎名 あつ子 : 14:43

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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