2008年11月14日

合掌 筑紫哲也様

私の大好きだった
筑紫哲也氏が亡くなって、
1週間以上が過ぎた。
尊敬してやまない人が、
また一人いなくなったようで、
何となく心が淋しい。

庶民の立場に立って、
いつも自分の意見を堂々と、
スポンサー付きのメディアという
難しい環境の中で、
彼は、言うことを言ってきた人のように
思っていた。
ああいった人を失うことは、
大げさなようだけれど、
日本の社会にとって
大きな問題である気がしている。

大人になると、本音を言えなくなる。
どこまでが本音で、
どこからが建て前か分からなくなる。

そういったことをすべて、
私の中で、いつも、
クリアーにしてくれた人だった。

貴重な人ほど、短命な気がして、
人の運命を考えさせられる。

第二の筑紫哲也は、
一体、誰なのか。
彼の代わりになるニュースキャスターも
ジャーナリストもいない。
だから、私は夜、
テレビを見なくなった気がする。

がんを生き抜いて、
健康になって、普通の生活に戻った
私の友達も多い中、
何故、彼は亡くなったのか、
今でも信じられない気持ちでいるのは、
私だけではないと感じている。

投稿者 椎名 あつ子 : 12:16

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

月別アーカイブ

カレンダー

2008年11月
« 10月   12月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

オススメ